ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その15

2014-09-29 11:27:32 | チャレンジ企画
8月21日(最終日!)  ~最北端まつり~

おはようございます。いよいよです。
本日で最終到達地点「宗谷岬」にゴールする予定です!
壮大な旅のクライマックスという事で、夜中からソワソワしておりました。
ここから宗谷岬までは残り30キロも無いらしいので、トラブルすら起きなければ午前中に到着できます。
行くぜ!最終日!(^O^)/

午前7時30分 ホテルを出発。


まずは稚内の街を抜けますが、途中にぜひ見ておきたかった場所が。

・日本最北のマクドナルド

見た目は普通ですが…ドナルドさんと記念撮影ができますよ♪
店の脇に建つ小さなモニュメントには「日本最北端店舗 40号稚内店 E141°45° N45°20°」と書いてあります。


次第に街を抜け、閑散とした海沿いロードへ。


あれかぁ~!宗谷岬!!
3日間に渡って目指してきた目標地点が、ついに見えてきました。
…まだちょっと遠いな~(^_^;)



いかにも「最北」な光景

「オホーツク」という店の名前からしてシブイですよね(笑)。


本日もあいにくの曇りですが、相変わらず風が無く平坦なので全く問題ナシ。
2年前に父の車で通った時は暴風雨で、車でも横風に煽られてフラフラしてました。
…いや~、今回の旅は本当に「無風」に恵まれたな~。

・日本最北の空港「稚内空港」

小さなプロペラ機ばかりで閑散としておりました。
ターミナルビルもこぢんまりしております。

・日本最北のコンビニ

…地味にコレが見たかった。やはり北の果てのコンビニは「セイコーマート」でした。
(富磯という小さな漁村にある「とみいそ店」です)
しかし「日本最北」といっても特に見どころは無く、普通~のおばちゃんが経営していました。看板とかあれば面白かったのに。
…なお、ここで朝食のパンを買って食べました。

「富磯」の村の向こうに…またもや風車が!


・宗谷岬ウィンドファーム

雄大な「宗谷丘陵」に建つ57基の発電用風車のごくごく一部です。
丘のてっぺんに登ると、数え切れないほどの風車を丘に望むことができ、それはそれは素晴らしい景色が広がっているらしいです。
…時間が無く、今回は行けませんでした。

・日本最北の中学校「宗谷中学校」

北海道が定める「へき地学校」の3級に指定されているらしいです。
…なお「日本最北の小学校」についてはよく分からなかったので写真無しです(泣)。
(注:後日調べたところ「稚内市立大岬小学校」らしいです)


やはりみんな目指す場所は同じ。昨日にも増してバイクや自転車の旅人を多く見かけます。
すれ違う人々と合図も交換したりして、とても楽しいです(*^_^*)
僕の前にも荷物をゴッソリ積んだ自転車旅行者の姿が。

宗谷岬まであと5キロ!!

うはぁ~!ついにこの時が来たかぁ~!


あのカーブを超えたら見えるぞ!間違いなく!


あ!!!!


その光景を目にした時―。
思わず安堵の笑みがこぼれていた…。


続く。
※注:まだ最終回ではないぞ!
コメント (2)
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その14

2014-09-23 14:51:20 | チャレンジ企画
3日目 午後3時20分  ~最北の街~


稚内市の中心部を目指します。


この辺はそれほど距離を感じず。
しばらく進んでいくと、だんだんと賑やかになってきて…何となく見覚えのある景色が!
(注:2年前に父の車で来たことがあります。)

駅はもうすぐそこだ~!


交差点を曲がるとすぐに見えました♪いえ~い!


15:32 稚内駅に到着!!


日本最北端の線路!


ここまで来たか…。ついに。
モニュメントとママチャリ君が共に映ったデジカメの画面を見て、ようやく実感が沸いてきました。

…「日本最北端の街」か。魅力的な響きだ。


駅の中も散策。

日本全国に張り巡らされている長大な鉄道路線も、ここで完全に途切れます。
言うまでもなく、稚内駅自体が「日本最北端の駅」。鉄道マニアにとっては外せない憧れの地なのでは?

駅前の広場には、無事に自転車旅を終えたチャリダーの方々がたくさんいました。
みんな自転車を列車に積んで帰るため、一生懸命に分解作業していました。

…う~む。ちゃんとした自転車はいいなぁ。輸送費かからないし。
僕の場合は明日ゴールした後、自転車は郵送してもらって自分だけ特急で帰る予定です。


ホテルに向かう前に、駅前をちょこっと観光。稚内といえばコレ。

・北防波堤ドーム



かつて、旧樺太航路の発着場であった北埠頭。そこへ続く道路への波よけ用として1936年に建設されました。
全長427メートル、高さ13.6メートル。70本もの円柱が続くその姿は世界的にも珍しく、北海道遺産にも選ばれています。

神殿のようなアーチの中はがらんとしており、ライダーやチャリダーにとっては格好の寝床にもなっているらしい。
野営禁止」と書かれた看板の前に、堂々とテントを張っている方が既に2人くらい居ました…。おいおい。


僕はキャンプ道具なんて無いので、ここでホテル予約です。
稚内は旅人がわんさか訪れる場所なので、ユースホステルやライダーハウスといった格安施設もたくさんあるらしい。
無謀な自転車旅の最後の夜。せっかくなのでこういう場所に泊まって、他の旅人たちと交流するのも楽しそうだなーとも考えましたが、いかんせん疲れています。

今日は1人でゆっくり休みたいので、ごく普通のビジネスホテルを予約しました。
少し離れた「南稚内」駅の近くにあるようです。さっそく向かいましょう♪


よく見るとロシア語が!

駅から程近いフェリーターミナルからはサハリンとを結ぶ定期航路が出ており、街中でもロシア語を話す外国人が結構いました。さすが日本の果てですね♪


16:31 本日のお宿「ホテル大将」に到着!


名前はビミョ~ですが、しっかりしたビジネスホテルで駅の近くということもあり、立地はバツグンです。
そして何と言っても、支配人と思しきおじさんがとても素敵な方でした(*^_^*)
自転車で来たと話したら、ニコニコ笑顔で「ココ(股関節)痛いでしょぉ~?」なんて(笑)。

そしてわざわざ駐車場まで出てきてくれて、安全な自転車保管場所まで案内してくれました。
ここに繋げておけば安全ですよぉ~!」なんてまたニコニコ笑顔です。
ありがとうおじさん♪

今回の旅で利用したホテルや旅館、自転車の管理に非常に気を遣ってくれ、どこも素晴らしい対応でした。選んで本当に良かったです(*^_^*)。
改めて、北海道はどこへ行っても良い人ばかりという事を実感しましたね~。

部屋から見た「最北の街」


思わぬことに、このビジネスホテルには温泉が付いていました♪
近所のお店で夕食を食べた後に大浴場へ向かうと、嬉しいことに貸切状態でした!!

あ゛~う゛~…
疲れもブッ飛ぶぜ。

完全無人地帯の原野を半日も移動して、いわば「生」か「死」かの極限状態を味わった後の温泉。たまりません。


本日の走行距離:105.26キロ
宗谷岬まで、あと30キロ―。



さてさて。いよいよ明日、最終日です。
ここまで来て「リタイヤ」なんて事はまずありえないと思いますが、まだまだどんなハプニングが待ち受けているのか分からない。
最後まで気を抜かずに行きましょう。
ゴールはすぐそこです!


次回!いよいよ佳境へ!
ついにゴール…するのか!?

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その13

2014-09-22 02:07:12 | チャレンジ企画
3日目 午後1時  ~分岐点~


丘の道を過ぎて、再び海沿いの道へ。
…ここにきて向かい風が強くなってきて、今までよりもペースダウンしています…。
前方100メートルぐらい先に自転車旅行者が見えているんですが、彼も結構ツラそうです(笑)。

3日目にして新たな敵「向かい風」の登場ですね(^_^;)


しばらく重いペダルに耐えながら、延々と道なりに進んでいくと…。



…文明がある!!!

いや~…久々に見る家々の集合地帯。安心します。
あれが、北の果ての小さな集落「抜海(ばっかい)」です。

なんとか自転車トラブルに見舞われることもなく、サロベツ原野を縦断できました!!(^_^)


13:33 抜海(ばっかい)に到着。

いちおう近くにはJRの駅がありますが、稚内市街地ともそれなりに離れているのでまさに「僻地」と呼ぶにふさわしい。
こぢんまりしているのであっという間に通過。
なお、「抜海」の駅は味のある駅舎や立地ゆえに「秘境駅」としてファンに人気です。

再び何もない道が…。



14時08分。


いよいよ分岐点に到着です。

左が「ノシャップ岬」経由で海岸線をぐるりと廻るルート。市街地までは遠回りですが、平坦な道が続きます。
そして右が市街地へ直行する内陸ルート。近道なので当初はこちらを通って行く予定でしたが…。


こりゃ登りたくない(笑)。

予想以上の急勾配で、さっきのお兄さんが言っていた通りにいきなり心が折れた。
あまりの坂道ゆえに抜海を出たころから遠くに見えていたほどで、その時からやる気ナシでした(笑)。

ということで、予定を変更して「ノシャップ岬」経由で行きます♪



…このあたりは「無事カエルロード」なんていう微笑ましい名前が付けられていて、道沿いには可愛らしいオブジェがあちらこちらにあります。


…またキミたちか!


どうやら、ブイアートは漁村の定番のようです♪この家の敷地内にはひときわ大量の作品が飾られていました。
なお、付近の家の敷地内や道沿いに飾られている作品たちも同じ作風。
もしかしたらココの家の方が制作して、近所の家々に配っているのかもしれません。


自転車を止め、休憩がてら作品を鑑賞していると元気が出てきました♪

よし、チャリ君!
明日ゴールして、無事に札幌にカエルぞ!
絶対に!



稚内市街地まであと9キロ!…ホントだな!?


ノシャップ岬までは5キロとありましたが、またここからが長かった…。
若干フラフラになりながら、ほとんど気力だけで前に進みました。

ノシャップ岬周辺

結構にぎやかです。水族館や青少年科学館もあり、観光客もいっぱい♪


そして…。


14:59  ノシャップ岬に到着!



やはり「宗谷岬」に比べると地味ですが、達成感はあります♪
いや~、ママチャリでよく来れたもんです(*^_^*)



寂しい最北の海…。

晴れている日は利尻富士をキレイに望むことが出来るらしいですが、あいにくここからも見えず…。
結局見られずに終わってしまうのか…。


次回!3日目ラストです。
いよいよ稚内の街へ!ちょこっと観光します。

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その12

2014-09-18 08:36:07 | チャレンジ企画
3日目 午前10時半  ~たびびとのみち~




このあたりは地形が平坦すぎるため、やはり冬季間の地吹雪が相当ひどいらしい。それを物語るように、道沿いにはポツポツと警戒標識が立っています。
それらを横目に見ながら、ほとんど無風状態の原野を北へ、北へ。相変わらず利尻富士は隠れたままです…。



写真を撮ろうと立ち止まる。
聞こえるのは原野に潜む虫の声と、日本海の穏やかな波音。

あまりにも静かな北の果て。



11時17分。

ずっと日本海沿いに道路が続いていましたが、草原に遮られていたせいで海岸へは出られないままでした。
ここでようやく海岸へと続くあぜ道を見つけたので、休憩がてら少し寄り道しましょう♪
ちょっと待っててね~チャリ君!


デコボコした細道を歩いて、ついに砂浜へ。
やはり木の枝とかゴミの漂着物がすさまじい。

それらを避けて波打ち際まで出ると、見たこともない程の広大な海岸が。






果てしない…。
どこまで続くんだコレ…。


だ~~~れも居ないよ!

数年前に見た沖縄の海も感動的だったけど、ここはそれに匹敵する場所だな…。
いや、むしろ沖縄よりも贅沢で、壮大で、見事な景色を独り占めできるスペシャルビーチですね。
晴れている日に来たかったな…。


「利尻富士よ!
どうかその御姿を我に拝ませておくれ!」

…なんてやってみたりする(笑)。

漂着物の調査♪

こういう海岸にはおもしろい漂着物が沢山落ちているわけですよ。
こちらの袋は日本語の表記もありますが、メインはハングル文字。
海の向こう側の韓国から、永遠にプカプカ漂ってここまで流れ着いたのでしょうか?


時間もちょうど良かったので、ここで昼食タイムにしました。
誰も居ない海岸にひとり座って静寂を楽しみ、それはそれは贅沢な時間を過ごす事ができました。

午後も頑張りますよ~!




すれ違う車にも旅人ばかり。
鹿児島ナンバーの白いセダンには、仲の良さそうな年配の老夫婦。
熟年後の最高の思い出にと、2人で壮大な冒険を決意したのでしょうね。
いいなぁ。素敵です。

原野の向こうから小さな軽トラック。
荷台に何か載っている?と思ってよく見ると、なんと自作のキャンピングカー
ごく普通のトラックの荷台に、木材で就寝スペースを自作したようです!
日本一周中」の巨大な文字が誇らしげでした。頑張ってねおじさん!


雲に霞んだ大地の向こう、平坦なのでどこまでも見渡せます。
豆粒ぐらいの白や黒の物体がチマチマ動いているのが見えました。

あぁ!ずいぶん前に僕を追い抜いた車たちだ!

いま僕が進んでいる道、大地の向こうのあの場所までず~~~っと続いているわけですね~!
恐ろしいほどのスケールです。


12時07分。


道の向こうに、やっと青い看板が見えてきました。
稚内まであと何キロ?」と目を凝らして確認しようとすると…。
すぐ横にカントリーサインの小さな看板があるのに気付く。


えぇっ!もしかして…!



稚内市だぁ~!!\(^O^)/

札幌を出発して丸2日と半分。ついに「宗谷岬」のある最北の市へと入ります!
ここまで長かったような、意外とそうでもないような…。
でも、もちろん感動もひとしお。

ここにきてようやく旅の終わりが見えてきましたね!(*^_^*)

絶対ゴールしますよ!


稚内に入った途端、この旅で初めて「寒い」と感じました。
さすが最北の町。現在の気温は20度前後でしょうか?

だんだんと丘の道へ…。

日本海から少し内陸に逸れ、微妙なアップダウンも出てきました。


こりゃまた見事な光景だな…。

まぁ長い坂道でも無いので、立ち漕ぎで少しずつクリアしていきます。
先ほどからだいぶ後ろの方に自転車旅行者の姿が見えていましたが、だんだんと見えなくなってしまいました。

ふふふ。僕って結構いいペースで進んでいるのかも?


ちょっと長めの坂道を登りきると、こんな場所が。

海を見下ろす小高い丘に、ポツンとお地蔵さま。
うほほほほ、こりゃ~また「桃源郷」と呼ぶにピッタリの場所だ!なんてまた興奮しながら写真を撮っていると、反対側からホンダのスーパーカブ(原付バイク)がやってきて、路肩に止まりました。

荷台にはキャンプ用具一式。どうやらこの人も旅人のようです。

乗っていたお兄さん、僕の自転車を見るなりビックリして
キミ、これで旅してるの!?」と呆れ気味に聞いてきました(笑)。

彼は東京から休暇で来ていて、原付をレンタルで借りて1週間の北海道旅行を楽しんでいるのだそう。
札幌からスタートして道東~道北をぐるりと一周するらしいです。
彼も大学時代に自転車で北海道旅行をした事があるらしく、ちょっと懐かしそうに語ってくれました♪


今日は稚内市に直行して、明日宗谷岬にゴールする予定です!」と話したら
ノシャップ岬には行かないのかい?」と聞かれました。

ノシャップ岬は、稚内市街地の少し上にある小さな岬。
ここを経由して市街地に向かうとなると、海岸線をぐるっと回って進むことになるので遠回り。
特に見たい場所でもないので行く予定はありませんでした。

しかしお兄さんによると、僕が通ろうとしている内陸ルート(市街地に直行する道路)はかなりの急勾配らしく
見たとたんに心が折れる」とのこと。(^_^;)


まだ時間もあるんだし、ノシャップの方から行ったら?
遠回りと言っても2~3キロくらいだと思うけど…。
」というアドバイスをいただきました。


う~ん。どうしよう…。
急勾配の近道を選ぶか、平坦な遠回りの道を選ぶか。

とりあえず、2つの道の分岐点まで行って考えましょうか。
お互いの旅の無事を祈って、お兄さんと別れました。



次回!
決断の時。どちらのルートを選ぶのか。

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その11

2014-09-15 16:16:41 | チャレンジ企画
3日目 午前9時半  ~原野の芸人~


直線道路をひたすら進んでいると…。

不思議な建造物が見えてきました!



緊急時の「避難用シェルター」でした。
猛吹雪などの悪天候で車が動けなくなった場合に、一時的に避難するためのものらしい。内部にはトイレもありました。
ポツンと建っているその光景が「オロロンライン」の名所的な存在にもなっており、遠くに見えた時はなぜか感動してしまいました(笑)。

そして、シェルターの前にはこんな物も。

「北緯45度通過点」モニュメント

ここはちょうど「北半球のド真ん中」(北極点~赤道までの距離の中間)でもある北緯45度00分00秒が通過している場所らしいです。
いまいちピンと来ませんが、ともかくスケールは大きいですよね。
ちなみにモニュメントの形は「NORTH」のNをイメージしているそうです。


5分後。


原野の中で、ひたすら右手を挙げてこちらに合図する作業員を発見。


周囲にはとにかく何も無いので、遠くからでも確認できました。

なんだろうあの人?僕に何か用なのかな?
と不思議に思いながら近づいていくと…。



…ビビった(汗)。
なんだよ!人形か~!

目を凝らすまでしばらく分からなかったので、結構ビックリしました(笑)。
こんなところに交通安全の人形があるとは。
軍手やスニーカーまで履かされていて、かなり手が込んでいます。


シュールだなwww
このポーズ……。まるで小島よしおの「オッパッピー」じゃないか!

雨の日も風の日も、原野にたたずんで毎日ネタを披露する作業員。
本当にお疲れ様ですm(__)m


思わぬ場所で見つけた路肩のアート。
ニヤニヤしながら写真を撮りまくっていると、砂利道の向こう側からダンプがやってきました。
どうやらここ、向こう側にある採石場(?)の出入り口らしいです。

思わぬ事に、ダンプの窓から年配の運転手が話しかけてきてくれました。

にいちゃん!ここまで自転車で来たのか!

札幌から来ました!と言うと「エライねぇ~!」と感心してくれました。
いやいや、ただ好き勝手に自転車で旅しているだけですよ。

学生か~。北海道大学か?
なんて聞かれましたが、僕アタマ悪いんでそんな立派な大学じゃありません(^_^;)。
…それにしても、どうして年配の方は必ず「北大か?」と聞いてくるのでしょうか…。


運転手さんに激励の言葉をもらって別れ、再び走り始めます。




いつの間にかトラックやダンプも少なくなり、車通りも減りました。
程よい気温の中、自転車を走らせるのがとても気持ちいいです♪


家がある!と思ったら廃墟でした…。



午前10:00 豊富町に入る。






本当に何も無くなった…。

歩道や標識も完全に消え、ただただ道路だけが延びる。
これ以上「北の果て」にふさわしい光景は無いでしょう。

なお、予告編の記事にあった格好つけた自撮り写真はこの付近で撮影。
三脚をセットしてセルフタイマーで撮っている間にも、対向車線のバイク乗り達が手を挙げてくれたり、ピースサインをしてくれました♪
皆さんとても楽しそうです(*^_^*)


こんな場所にも廃墟が…。


しばらく進んでゆくと、「稚咲内」という小さな集落が。
他の道道と交差しているので、サロベツ原野内で唯一の信号がありました。
再び、ここから30キロ近く先にある「抜海(ばっかい)」の町まで信号はひとつも無いし、もちろん家や集落もない。

なにも、無いんです…。



次回!
ひたすら「無」の壮大すぎる海岸へ。利尻富士は拝めるのか?
そして……ついに「稚内市」へ…!

続く。
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