ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その5

2014-08-31 21:15:21 | チャレンジ企画
1日目 午後2時半。  ~山の向こう側~


ひたすら留萌を目指して…。まだまだ平坦な道です。

ちょっと休憩。さすがに疲れてきたな~。


直線道路を進んでいくと、だんだんと木々が増えてきて、前方にゆるやかな上り坂が出現しました。
本日のヤマ場と思われる「美葉牛峠」の入り口に到着したようです。

この峠、標高100メートルとそれほど高くは無いんですが、1日中チャリ漕ぎっぱなしの足で今から挑むのは辛そうですね…。

峠の入り口に、これまた広大なひまわり畑が。




車やバイクで通りかかった人も、道端に駐車して写真を撮っていました。
峠越えを前にした者への最後の楽園といったところでしょうか。


ドド~ン!これが美葉牛峠の入り口だ!!


さっきからチェーンがズレまくる不調なギアを「4」に入れて挑みます。
くねくねした緩い登り坂をシャカシャカ進んでいくと、さすが峠だけあって景色が一変。すぐに周囲は深い森。

うん、意外と辛くないな♪

この調子で進みたいけど、いったいあとどれぐらい続くのだろう?
ずっと登り坂だったら恐らくブッ倒れる。留萌まで辿り着かずにジ・エンド。

そんなことを考えながら、2~3個めの大きなカーブを登りきったところでまさかの光景が…!



…えぇ!?もう頂上ですか!?

まあ結論を言いますと、美葉牛峠は全然たいした事なかった。
ちょっと心配しすぎましたね(笑)。

という事で、無事に峠を制覇!
留萌市にイ~ン!


ここからは、ひたすら峠を下る坂道♪
上り坂が少なかった割に、かなりの距離を下るのでありがたいです!(^-^)


結構なスピードで坂道を快走した後は、再び平坦な道が永遠と続きます。


周囲には豊かな森が広がっていて、海側へと向かっている感じが全くありません。
そしてここからが長かった……。

さっきまでは「留萌まであと30キロでしょ!?近いじゃん♪」とか思っていましたが、冷静に考えると結構な距離ですよね(^_^;)
距離感覚がだいぶマヒしてきているので、冷静な判断が出来なくなっています(笑)。


途中から、こんどは留萌本線と並走します。
ということで貨車駅ふたたび♪

こちらは「幌糠」駅。道北地方の貨車駅はこのカラーリングが多数。
昔のワゴン車みたいで好きなデザインです(*^_^*)



いや~、留萌の町はまだか!

この風景にはもうウンザリしてきました。海に向かってるというのに、さっきから山しか無いじゃないか!!
カーブがあるたびに「あそこを超えたら視界が開けて日本海登場か?」なんて思い続けていますが、ぜ~んぜんそんなことも無く。
だんだんとイライラ倍増。

なお、若干の上り坂の道が現れてきましたが、「ちょっとツラくなってきたな…」と思うと下り坂が出てきてくれるので素晴らしいです。ありがとう233号線。


おやおや。だんだんと街が。

見なれた看板の数々がなんだか安心します…。
ずっと広大な田園地帯&山道でしたからね~(^_^;)

理想は、山の切れ間に広大な海が見えて「海だぁ~!!やったぁ~!!」とか叫びながら丘を下って行く事だったんですが、道が平坦なのでそんな事も無く…(笑)。

16:30 留萌市中心部に到着!!

まぁ~小さな街といった感じですが、すでに僕にとっては大都会レベルですよ(笑)。
日本海に面した街ですが、海が全く見えないのでそんな感じはしませんね~。

JR留萌駅


ふぅ。とりあえず本日の目標地点に辿り着けて安心しました!
いや~、留萌って自転車で来られるもんなんだね!(←他人事)。


駅構内はなにやら昭和のにおいが…。
なお、待合室の観光案内コーナーにて、明日以降に通過する村々の案内地図があったので頂きました。
これから重要な情報源になるに違いない…。


留萌といえば、夕日が美しい「黄金岬」が有名な観光名所ですが、もうこれ以上移動する気力は無いのでさっさとホテルへ直行。
あぁ~、結局今日は海は見られなかったな~。


本日のお宿 「ビジネスホテルR-inn」

16:48到着。素泊まりします。
なんか小さいマンションみたいな見た目だけど、中は立派なビジネスホテルでしたよ♪

受付時、宿泊者カードに「札幌市南区…」と書くときは軽くドヤ顔をしていただろうと思います(笑)。
フロントのおねえさん、「本日は車…いえ、自転車でしょうか?」と僕の事情をよく分かっていらっしゃるw
たぶん、他の自転車旅行者も利用しているホテルなんでしょうね。

自転車の事もよく気を使ってくれ、防犯のためにロビーで自転車を保管してくれるらしい。
ちょっと申し訳ない気持ちになりながら、チャリ君をフロントに運び入れました。
ママチャリを目にした時の、おねえさんの引きつった笑顔は一生忘れる事はないでしょう(笑)。


あぁ~!!やっと着いた~!
ひと休みした後、夜の留萌中心部に繰り出し、近くにあったすき屋で夕食(笑)。
せっかく海の幸が美味しい港町に来たのにそれは無いでしょ!とツッコまれそうですが、いいんです!
今回の旅の目的は、あくまで「札幌→稚内 ママチャリ激走」ですから。


結局、本日の走行距離は150.60キロを記録(^_^;)。
予想以上に遠かったよ!留萌さん!
もちろん自己ベスト。我ながらよく頑張った。

宗谷岬まで、
あと235キロ―。




夜、寝る前にテレビの天気予報をチェック。
うげっ、あした雨じゃん!
しかも「道北地方は大気の状態が非常に不安定となり、急な大雨や雷が……

きのうまでは曇りの予報だったはずなのに!なぜだ~!
何といっても、僕は雨天での走行を最も嫌う男である。しかも大雨と雷だなんて(汗)。
どうするよ…。


次回、道北地方縦断開始。
低気圧接近中!急げ!

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その4

2014-08-29 09:59:27 | チャレンジ企画
1日目 正午。  ~ひまわりの里~





雨竜町に入りました。

このへんの「雨竜」「北竜」という地名は個人的に大好きです♪
もっと道北のほうにある町だと勝手に思っていたんですが、意外と道央寄りなんですね。

これまた小さな雨竜の中心部を抜け…。

道の駅「田園の里うりゅう」に到着。

実は、今回の旅では「道の駅」に寄り道するのが地味に楽しみだったりします(笑)。

少し休憩しようと駐車場に自転車を停め、普段と同じように二重に鍵をかける。
あはは。なんか変な感じだ。
壮大な旅の途中なのに、これじゃあ近所の書店に行く時と同じじゃないか(笑)。

スマホ君を確認してみると、現在の走行距離は100.84キロ。いつの間にか100キロ超していて驚きです。


・・・なんか僕の自転車だけ場違いですね(^_^;)


本日の目標地点・留萌まであと40キロらしいです!!

とりあえず安心。なんとか辿り着けそうです♪



13:00 北竜町に入る。

北竜町といえばひまわりが有名。作付面積100ヘクタールという全国一の規模を誇っているのだそうです。
期待したとおりに、道路沿いの至る所にひまわりがたくさん。ちょうど見ごろですよ!やったね!

そのほか、街灯にひまわりのオブジェがずらっと取り付けられていたり、農業用倉庫に可愛いイラストが描かれていたりで町全体がとても賑やかな雰囲気です(*^_^*)。

13:14 道の駅「サンフラワー北竜」に到着。

どうですか!?この素晴らしいデザイン!!
何やらテーマパーク的ですよね。道内の「道の駅」の中でも異彩を放つ存在だと思われます。中は意外と普通ですが…。
なお、ホテルと温泉が併設。

ここでベンチに座って昼食タイム。
ついでに、夕方までには留萌中心部に到着できそうなのでホテル予約をすることに。
事前に調べていたので、メモ帳を見ながら最も安いビジネスホテルに電話。
幸いにもすんなり予約完了♪

ここから留萌中心部まではあと30キロくらいかな?
よし!ホテル目指して頑張るか!


道の駅の近くに、可愛らしいひまわり畑が。




…今年も夏を満喫してるな~♪
だんだん楽しくなってきました(*^_^*)


「札幌から100キロ」の看板

ついにここまで来たか。恐らく「江別市」との境界線から測った距離でしょうね~。
僕は自宅から計測しているので100キロなんてとっくに超しています(汗)

「碧水」にて左折し、233号線に入ります。

ここからは、留萌に向かってひたすら海側を目指す一本道です。
「美葉牛峠」が待ち構えているという事ですので、山道になっていくのでしょうか…?


相変わらず平坦な道をしばらく進むと、また素敵な路肩アートが♪

・「タイヤ星人」


コミュニティーセンターの前に堂々といらっしゃいました。交通安全の人形らしいです。
かつて、北海道内にはこのような人形が至るところに存在していたようですが、現在では絶滅危惧種。
この「タイヤ星人」という名前は、以前に当ブログにもコメントをいただいた「244」さんが名付けたものです(*^_^*)
氏のホームページ「自己満足 北海道」には、道内のあらゆるタイヤ星人の画像が網羅されて圧巻です。
歴史なども詳しく調べておられるので、興味のある方はぜひ。

いや~、また良いものが見られました!



次回!1日目ラストです。
留萌のホテルには辿り着けるのでしょうか?

続く。

※最後になりましたが、みなさん、数々の嬉しいコメントをありがとうございます!
のんびりペースになってしまいますが、これからも頑張って更新していきます(^_^)
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その3

2014-08-28 09:24:58 | チャレンジ企画
1日目 午前10時  ~田園のアーティスト~

浦臼町に入ります。

小さいですが久々の町です。
札幌市を出てからというもの、通行人はおじいさんとおばあさんしか見ていないような気が…(汗)。

10:43 「道の駅つるぬま」に到着。

自宅からの走行距離は、現在73.30キロ(スマホ君で計測)。ずっと平坦な道だし、曇っていて涼しいので良いペースで進んでいます(*^_^*)。

駐車場には自転車乗りの旅人が数人いました(もちろん、ちゃんとしたチャリですが…)。
公衆トイレに入ろうと自転車を止めると、ちょうど同じタイミングでまた自転車がやってきました。
乗っていた青年の背中には「自転車 日本一周中 大学3年」と大きく書かれたプレートが!
おぉっ、同い年の旅人だ!日本一周ってスゲ~な!!

よっぽど話しかけようと思いましたが、まだ旅も序盤だし、様子見ということで挨拶のみでやめておきました…。
なんか相手があまりにも凄くて自分に自信を無くしてしまいそうで…(^_^:)

少し後ろ髪を引かれる思いで、さっさと出発しました。
そのうち追い越されるかな?と思っていましたが、結局彼は現れず。
別のルートで行ったのかな…?

彼とは3日後にまさかの再開をすることになるのですが、それはまた後の話。


10:58 新十津川町にイ~ン!


一本向こう側の国道12号線は「日本最長の直線道路」という名所になっていますが、いま走っている275号線も結構な長さの直線道路が続きます。
見晴らしがよくて気持ちいいです♪

タンチョウらしきツルの姿が!!

頭が茶色っぽかったので断定はできませんが、美しい白い体に黒い尾羽がタンチョウに酷似。
まだ幼い個体でしょうか…?

新十津川町・中心部

今まで田園地帯ばっかりだったので、住宅がズラッと並ぶ町並みに感動しました(笑)。
ずっと並走していたJR学園都市線もここで終点です。

それにしても、こういう小さな町の信号機は要注意だ。
どんなに大きな交差点でも押しボタン式なんです。
都会っ子の僕は時差式が当たり前なので、何度かボタンの存在に気付かず無駄に待ち続けるハメに…。


新十津川の中心部を抜けると、再び広大な一本道に。
相変わらず平坦で走りやすいのがありがたいです。

しばらく進むと、なにやら楽しげな場所が♪



カラフルな作品たちは遠目からでもかなり目立っていました(*^_^*)
時間の関係で先を急ごうかとも思いましたが、こういう路肩のおもしろ物件は僕好みなのでもちろん寄り道(笑)。
すぐ近くの畑に製作者らしきおじいさんがいらっしゃったので、見学と撮影の許可をいただきました。


家のまわりにも数えきれないほどの作品がたくさん。
どうやら海に浮かべる「ブイ」を組み合わせて着色したもののようです。
様々なジャンルのキャラクターがあってバラエティに富んでいます♪




黙々と畑作業をしておられるのが、これらの作品群を制作したと思われるアーティストのおじいさん(いちばん右)。
大勢で作業をしているのかと思ってよく見たら、みんなおじいさんの作品でした!ははは、楽しい♪
にぎやかな作品に囲まれて仕事をするおじいちゃん(*^_^*)



広大な田園地帯を吹き抜ける風が、ペットボトル製の風車をカラカラと回す。

・・・素敵な場所だ。

そうだよ。タイムリミットはあるけれど、今回の旅はゆる~く、存分に楽しむのがコンセプトでした。
あんまり急いでは旅も楽しめませんよね。

この先も、こんな素敵な風景との出会いを楽しみながら、確実に進んでいこう。



次回!
ひまわり咲き誇る夏の北竜町!

続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その2

2014-08-25 23:50:09 | チャレンジ企画
8月18日(出発日!)  ~不安なスタート~

落ち着かなくて早朝4時に目が覚める。
いよいよ出発の朝を迎えました!

あぁ~、なんか行きたくない~。

つい2~3日前までは何も考えずに今すぐ飛び出したい気持ちでいっぱいだったのに、この気持ちの変化はなんなんだ。

意を決して今回の旅スタイルに着替えます。
道中はホテルとか旅館に泊まりながら進んでいこうと思っているので、装備はどうなっても良いようなボロいリュックのみ(2012年・名古屋旅行の際に使用したヤツです)。
中身はほとんど着替えだけ。

涼しくて動きやすいようなTシャツと短パンに帽子(→ヘルメットではない)、100円ショップで買った紫外線ガードの眼鏡をかける。
鏡で自分の姿を見て、思わず笑いました。

完全なる貧乏旅行スタイル!!
うははは、こりゃ~凄い!これで僕も貧相な放浪野郎の仲間入りか…。


午前6時45分。
家族に「留萌まで行ってムリだと思ったら帰ってくるから!」なんて情けない言葉を残し、ついに出発!
ということで、本日の行き先は留萌です!ここから120キロほどでしょうか?


自宅から比較的近い場所にある「ミュンヘン大橋」。これをスタート時の記念写真にします。
果たして、これからどんな展開が待ち受けているのか。
恐らく当ブログ史上最も過酷な大冒険が、ついに始まります。

…不安すぎて吐きそう(笑)。

とにかく、スタート!


走り慣れた豊平川沿いの河川敷をひたすら北へ。
いつもの旅行では必ず南へと向かいますが、今回は家を出た瞬間から逆の方角に向かっています(笑)。

早朝の札幌中心部を横目に見ながら、苗穂地区までしばらく川と並走。
気持ちばかり焦ってしまい、少し早めにペダル漕いでいたら早くも息切れが…。

稚内、ホントに行けるの?

東苗穂で河川敷から外れ、豊平川に架かる「雁来大橋」を渡ります。

なお、自転車は基本的に「車道が原則」ですが、僕はへっぽこチャリダーなんで歩道メインで行きます(笑)。怒らないでね!

7時42分、江別市に入る。

江別は友人と自転車で何度も来ているし、大学の別の友人が住んでいる街なので、まだまだ序盤といったところ。
交通量は多いですが、平坦な直線道路が続くので順調に進みます。


確かこの先は石狩川を渡るよな~。
ものすごく広大な川だから、橋の上から綺麗な写真を撮ろう♪
…なんて呑気に考えていたんですが…。


えぇと、これは石狩川を渡りきった直後の写真です。川を撮影する余裕なんてありませんでした。
だって歩道が無いんだもん!

路肩もほとんどなく、車道だけの狭い橋。
大型ダンプとかトラックが頻繁に通るので危険極まりない。
こんなの聞いてないよ!

車が途切れた隙を狙って全速力で渡る。
幸いタイミングが良く、渡っている間に車が来ることはほとんどありませんでしたが、一度大型のトレーラーが迫ってきて横を猛スピードで通過!
風圧で車道側へ引き寄せられました。

いきなり死にかけた…。
この先が思いやられますね~。(^_^;)

8時14分、当別町に入る。

ず~っとこんな感じの道です。ひたすら畑が広がっていて、香ばしい肥料の匂いを嗅ぎながら走行(笑)。
これ以上先は自転車で挑んだ事は無い未知の領域です。


途中から右折し、JR学園都市線と並走して走ります。


しばらく進むと…。

おぉっ、懐かしい駅の姿が!


・「本中小屋」駅

・・・ご覧のように、なんと駅舎は貨車(車掌車)の廃車体。マニアの間では「貨車駅」と呼ばれている物件です(^_^)。
北海道内にはこのような駅がかなり多く、学園都市線のこの区間は「石狩金沢」→「本中小屋」→「中小屋」と貨車駅が3連続する区間であり、マニアにとっては天国らしい。

高校生の時(約5年前)に貨車駅を見てみたくて、列車でこの「本中小屋」駅に来たことがあるんです。
いや~、まさか自転車で再訪するとは思わなかったなぁ~。

ちょうど列車がやってきました♪

一両編成、ワンマンです(笑)。
ボーボーに生えた線路わきの草木をかきわけてホームに入線するさまは、なにやらジブリ的な光景でしたぞ。
この車両は、高校時代の日帰り列車旅でよく乗車したので思い出があります♪

駅で待っていた数人のお年寄りを乗せて、すぐに出発して行きました。


・・・行くか。


「中小屋」駅

「本中小屋」駅の次にある貨車駅。ほぼ同じ見た目ですね。
なお「石狩金沢」駅は撮影しませんでした。すいません。


まだまだ直線道路。ず~っと同じ風景。


のどかな田園風景


通過予定の新十津川町まで、あと30キロもあるのか…。

それ以前に、50キロ先の碧水も超えて、さらに向こう側の留萌へ行かなきゃいけないんですが…。
う~ん、あまり距離は考えないようにしよう…。


ちょっとレトロなトラック♪

こ~いう田舎って、結構古いトラックが頻繁に走っているので目の保養になります(笑)。
写真は撮れませんでしたが、他にもこういった旧型トラックに3~4台くらい遭遇。
なぜかどれも全く同じブルーのカラーリングなのが面白かったです。

「札幌から50キロ」の看板

区切りのいい数字なので記念撮影。
道中、ず~っとこんな看板が続いているのはやめてほしかったです(笑)。
1キロ単位で増えていくので、「まだ1キロしか進んでないの!?」なんて気が遠くなりがちです(^_^;)


宗谷岬まで
あと300キロ―。


次回!道の駅で旅人に遭遇!
そして素敵な芸術作品に癒されます。


続く。
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札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その1

2014-08-23 23:19:34 | チャレンジ企画
今年も挑戦の夏休みがやってきました!
あの感動的な栃木県の夏からもう1年も経つのか~。早いな~。

今年の夏休みも、なにか一生の思い出に残るようなチャレンジをしたいなーと思っていたので、高校生の頃から密かに思い描いていたプランを実行することにしました。


それは、
札幌→稚内・宗谷岬を自転車で走破する!


宗谷岬と言えば、北海道の一番てっぺん。
ロシア・サハリンまでわずか43キロという「日本最北端の地」です。

我が街・札幌から宗谷岬までの距離は350キロほどあるようです。
聞くところによると、このルートは比較的平坦な道路のおかげで走りやすく、初心者向け。
ひたすら走りやすい直線道路が続くために、ライダーやチャリダー(自転車乗り)にとっては憧れの道。
そしてゴールは「日本の果て」という旅人なら誰もが憧れる場所であるため、到達した時の達成感も大きい。
いわばこのルートは、辛ーい坂道や峠越えもそれほど無く楽しめるおトクなコースと言うことが出来ます。

調べてみると女性のチャリダーの方はもちろん、定年退職後の年配の方や、お父さんに連れられた5歳の男の子までもが、自転車でこのコースに挑んでおります。
これなら僕でも行けるんじゃね?」ということで、高校時代からチャレンジしてみたいと思っていたわけです(夢に何回か出てきたほどですw)。


・で、なんでママチャリなの!?

…当初は僕も常識的に考えていて、ちゃんとしたクロスバイクを新しく購入して挑戦しようと思っていました。
しかし購入するお金が無かったというのもあるんですが、現在使用しているママチャリ君がまだまだ絶好調で、乗り換えるのが勿体ないというか、かわいそうに思えたんですね。
しかもこのママチャリ君、すでに5年間も過酷な使い方をしてきたにも関わらず、パンク以外には全く壊れたことが無く、かなりタフなんですよ。
だんだんと「この子なら札幌→稚内も走破してくれるんじゃないか!?」と思えたわけです(笑)。

ずっと使っている自転車なので愛着もあるし、どうせ自転車の長距離旅行をするならコレで行きたい!
ちゃんとしたチャリじゃインパクトに欠ける!
ママチャリで旅するのがこのブログらしくていいんじゃない!?
…という結論に達したわけです。

↓ということで、今回の相棒。

当ブログにもたまに登場しているごく普通の通学用ママチャリ。
高校生の頃から通学、バイト通勤、趣味など多方面で活躍してくれています。
たぶん普通に5年間使用しているママチャリの10倍以上は走っているのでは?

さすがにくたびれてきており、チェーンなんてものはサビまくりで、ココアパウダーをふりかけたみたいになっています(笑)。
前後のタイヤは過走行のため擦り減りまくりで、ヒビも入りまくりで今にも破けそう。

こんな状態で旅に出たら絶対チェーン切れるよ!タイヤもバーストする!!
ということで、ホームセンターに持って行ってタイヤとチェーンの交換をしてもらいました。ついでに緩くなっていたブレーキも修理。
ちなみに、総修理費は約10000円(泣)。

ピカピカの新品タイヤ♪

なんか自転車コーナーのおじさん、ずいぶんと良いタイヤにしてくれたみたい。
ブリジストン製ですよ!心なしかガッチリしています!(^_^)
どうかパンクしませんように…。


なお、ゴールした後はどうやって帰ってくるの?という事ですが…。
さすがにまた札幌までチャリで、というのは僕には不可能ですので、JRで帰ってきます。
自転車ですが、長距離用の自転車なら分解して一緒に持って帰って来られるんですが、ママチャリは不可。
そこで、郵送で札幌に送ってもらおうと考えております。


・付きまとう不安

さて、チャリを修理したことで、問題点が出てきてしまいました。
この自転車には、ほぼ「5」のギアのまま乗っていました。重すぎず、軽すぎずといった感じでとても漕ぎやすかったんです。
しかし、チェーンを新品にした途端になぜか「5」のギアに噛み合わない…(汗)。

ギア部分をよく見てみると、あまりにも「5」のギアを使いまくっていたせいで歯車が擦り減っていて、とんでもない形になっていることが判明。
新品のチェーンでは形が合わなくなってしまったようです。

いちばん使いやすい「5」が使えなくなってしまいました…(^_^;)
「4」は軽すぎるし、「6」は重すぎる。
ペースが狂うのは目に見えています…。あぁ、肝心な時に。


続いて出発日について。
夏休み中はバイトがちょくちょく入っているので、あまり選べませんでした。
お盆が終わった後の8月18日から5日間の連休がかろうじて有ったので、ここが唯一のチャンス。
この週に決行するしかありません。

なお、5連休の後は8時間勤務が3日連続で続くため、旅の後には休息日を設けたいところ。
つまり、タイムリミットは4日間。
17日(日)に8時間の出勤が終わったあと、翌日にすぐ出発。
21日(木)に帰ってきて、翌日はゆっくり休んで週末の3連勤にそなえる。
バイト先に迷惑をかけたくないので、何としても22(金)までには札幌に帰ってこなくてはならない。

…なんか緊迫するな~(^_^;)


4日間で400キロ(※宗谷岬から稚内駅までの復路も含めた距離)
を走破するため、おおざっぱなプランを立てました。


初日は平坦な内陸側を通るルートを選択。2日目からは海岸沿いの道路をひたすら直進。
ホントに適当~に、「あぁ、ここに街があるから初日はここに泊まろう!」といった感じでぱぱっと。
このプランだと、一日の目標走行距離は100キロ超。

僕は自転車に乗るのが好きなので、1日に40~50キロ走行は慣れているんですが、さすがに100キロ超えの4日連続は未知の領域。
まず、1日に100キロも走行したことなんて無いです(チャリ好きの友人と共に走った90キロが過去最高)。

・・・ホントに走れるの!?


最後に、走行するルート自体にも不安な点が。

・初日
→4日間のうち、最も走行距離が長い。まず100キロ以上走れるのか!?しかも目的地・留萌の手前に「美葉牛峠」が待ち構える。
低い峠らしいが、長距離走行のラストに挑むのは厳しそう…。
・2日目
→羽幌の手前~初山別辺りに、かなりのアップダウンの道が20回ほど続くエリアがあるらしく、自転車乗りには地獄らしい。おそらく今回のルートの中で最も過酷。
しかもこの地域、日によっては風の強さがハンパないらしい。向かい風で進めない事も考えられる。
・3日目
→天塩から最北の街・稚内まで、人家も何もない原野の道が、ひたすら60キロ以上続く。
ここでもし自転車トラブルで動けなくなったら確実に死ぬ。
5年使用のくたびれたチャリで走るのは自殺行為と言っても過言ではない。


う~ん、それぞれの日に不安要素がたくさん。やだね~。


・・・一応、原野でチャリが故障した時の緊急用グッズを申し訳程度に買ってきました。
100円ショップで。

…ホントにコレで大丈夫なの!?
パンク修理材はイマイチ信用ならない。そして空気入れはあるけど、きちんとしたパンク修理道具はありません。
まず、僕はチャリ好きのくせにパンク修理ができません!はははwww

緊急事態が発生したら
確実に、死・に・ま・す♪\(^O^)/



出発前日、「明日の目的地は留萌だ!」と家族に言ったら、
留萌はムリなんじゃない~?止めたら~?」と苦笑いする父さん。


そうかもね…まず3泊4日で稚内、これ自体が無謀すぎたかな~…。


行くの止めようかな…。

いやダメだ!学校の友達やバイト仲間に決意表明してしまったんです…。
さんざん話しておいて挑戦しないとはカッコ悪すぎるよ!


あぁ~、もっとひっそりチャレンジして、ひっそりリタイヤすればよかったかもな~。
不安な気持ちで眠れない夜を過ごし、ついに出発当日の朝を迎えてしまいました…。


次回!ついに移動開始!!
続く。
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