ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

家族で道東旅行 その3

2015-08-29 14:35:24 | 北海道内の旅行・風景
更新が停滞してしまい申し訳ありません。

2日目 午前11時。

羅臼の漁港です。
途中で立ち寄ったガソリンスタンド(羅臼アポロ石油)は「日本最北東端SS」らしく、ご丁寧に給油証明書まで頂きました(*^_^*)。

…今回羅臼に立ち寄ったのは、とある北海道指定天然記念物に立ち寄るためです。
まぁ、近年は立ち入り禁止になっているようなので「見られるかな?」といった感じなんですが…。

マッカウス洞窟のヒカリゴケ



…かつては洞窟内に入る事が出来ましたが、今回は案の定、崩落の危険があるため立ち入り禁止になっていました(T_T)。
北海道指定天然記念物で、羅臼八景にも選ばれているこの場所。あまり知られていない観光スポットですが、洞窟奥(金網があるあたり)は国内最大規模ヒカリゴケの自生地となっており、学術的にも大変貴重らしいです。

遠くから目を凝らして眺めてみましたが、薄暗くて何が何だか分からなかったです(涙)。
貴重な場所なだけに、ぜひまた立ち入りが出来るようにして欲しいですね…。


マッカウス洞窟、海沿いの旧道を少し入った場所にひっそりとありました。
遠くには北方領土の国後島がくっきり見えました…。


洞窟のすぐ近くにあった波切不動寺




…崖の麓にひっそりと佇む海沿いのお寺。こういう雰囲気、大好きです♪
細い階段を上ったところに本殿?のようなものがありましたが、残念ながらこちらも崖崩れの危険があり立ち入り禁止でした。


北海道八十八か所霊場の第三十六番札所だそうで…。
奥へは行けませんでしたが、素敵な場所でした(*^_^*)。


…マッカウス洞窟から車ですぐそこ。
クジラの見える丘公園

狭い急坂を車で上った所にあります。
海を見下ろす小さな展望台からは、運が良ければクジラが見られるそうなのですが…。


展望台では九州の大学教授の方が観測を行っていました。
本日は既にマッコウクジラ、ツチクジラ、シャチの御三方を確認済みらしい!


…北方領土はバッチリ見えますが、クジラは素人にはちょっと…。
まさにこの時も出現しており、教授さんは確認できていたらしいですが、双眼鏡(覗かせて頂きました…)を見ても何が何だか…(^_^;)
頻繁に潮吹きが観測できたようです。


…本日は不発ネタばかりですね(笑)。
この流れを断ち切るべく、ある場所へ向かいます!


午前11時50分、羅臼町郷土資料館に到着!

旧植別小中学校を改造し、平成23年にオープンした施設だそうです。
つまり元・校舎ですね!ワクワクしてきましたよ~!


グラウンド跡。ポツンと残されたサッカーゴールが、何やら寂しいですね…。
なお、学校名の入った校門もそのまま残っていましたよ。


内部はほとんど学校のまま!小中学校だったにも関わらず、かなり小さい校舎だったようです。

さて、ここに来た目的は、先程は見られなかったアレを観察するためです。
この施設ではどうやら人工培養に成功しているようで…。

…あった!


ヒカリゴケ!!!
皆さん、光っているの分かりますか!?(^O^)/


ヒカリゴケが光って見えるのはコケそのものが発光しているのではなく、外部からの光が原糸体の「レンズ状細胞」に反射して、葉緑素の色を照らすためにエメラルド色に輝いて見えるためなのだそうです。
写真ではイマイチ分かりませんが、肉眼では光っているのがよく確認できましたよ♪


次回!
まさかの出会い!資料館内に実動の大正●●●が!!

続く。
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家族で道東旅行 その2

2015-08-21 10:40:47 | 北海道内の旅行・風景
8月14日(金)


おはようございます!(^O^)/
先日もアップした画像ですが、実は2日目の朝に撮ったものです。
この時まではまだ快晴でした…。

相変わらず充実したバイキング会場で朝食をいただき、9時半ごろにホテルを出ました。
まずは父の運転で、美しい風景を期待していた「知床横断道路」を走ります。

知床峠(標高740メートル)を越えるのですが、麓付近ではまだまだ羅臼岳(1660メートル)もくっきり見えていて、「頂上付近で記念写真撮るか~!」なんてノンビリ構えていたのですが。

登って行くにつれて天候が急変してしまい…。


ものすごい濃霧!!(T_T)

これほどヒドい濃霧、久しぶりですよ…。走行している時も前方の車が全く見えず「運転してなくてよかった~…(^_^;)」なんて一人でホッとしていました(笑)。
もちろん峠のてっぺんでも景色なんて楽しめる訳もなく、他の観光客も晴れるのを待って待機しているようでした。

ウチも15分ほど待機しましたが、晴れる気配が全く無かったので残念ながら諦めました。
景色は見られませんでしたが峠を下る事に…。

羅臼ビジターセンター


霧の晴れた知床峠の麓にありました。少し立ち寄ってみます。
真ん中に見えているのはシャチの全身骨格です。ヒレ部分があれほど迫力満点だとは知らなかったのでビックリ。






…ここの剥製たちはずいぶんと生き生きしているような気がする…。
そしてヒグマの剥製がとても多い。…それほど多く棲んでいるって事なのか!?

そして思わぬ展示物が!!

羅臼沖で発見された新種の深海魚だって!!!♪
タマコンニャクウオ」という何とも可愛らしい名前。発見されたのは2007年ですが、2012年にようやく新種の認定を受けたそう。
瓶詰めのホルマリン標本は15センチほどでしょうか。じっくり観察させていただきました(笑)。


ビジターセンターの外には「間欠泉」という表示がありました。
羅臼に間欠泉があったとは!
センターの従業員に聞いてみたところ、ちょうど10分ほど後に噴出があるようで、ワクワクしながら向かいます♪


センターの脇の森を数分歩くと、何やら「穴場」的な雰囲気の広場が。



北海道指定天然記念物に指定されているそうです!
昭和37年に温泉のボーリング作業中に噴出したもので、管の中に溜まった地下水が地熱によって温まり、沸騰点に達した時に起こる現象のようです。現在は30分~2時間間隔で5~10メートルほどの噴出があるそうです。

周囲には同じく噴出を見にやって来たお客さんがチラホラと。やはりあまり知られていなさそうな場所ですね…(*^_^*)
広場の写真を撮りながら少し待っていたところ…ついに!

バシュッ! ジャバジャバジャバ~……


…終わりか~~い!\(^O^)/

最初の勢いは良く6~7メートルほど噴出したものの、あとはジョロジョロお湯が出るだけであっという間に終了でした…(笑)。
やはり海外の豪快な間欠泉を想像している人には物足りないと思われます…(;一_一)

ま、僕は知られざる穴場を見られたので大満足ですけどね~♪


次回!羅臼をゆく!
ヒカリゴケ&北方領土&クジラ…。見られるのか!?

続く。

※PCの不具合で更新がしづらくなっております。気長にお待ちください…m(__)m
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家族で道東旅行 その1

2015-08-18 15:26:08 | 北海道内の旅行・風景
先日、数年ぶりに家族旅行してきました!(^-^)
かねてより皆で行きたいと話をしていた知床を含め、道東地方をいろいろ観光してきましたよ。

ゆる~く平和な旅行だったので、いつものデンジャラス紀行には残念ながら(?)なりませんでしたが、美しい風景を存分に堪能してきましたよ。
何といっても僕は知床に行くのは初めて、そして家族旅行では初となるドライバー役も経験できたので色々と中身の詰まった旅行だったと思います。

それでは、それほど長くはない旅行記になると思いますが、どうぞお付き合いくださいませ。


8月13日(木)。


網走にやってきました~!(^O^)/

天気予報では曇りと出ていましたが、予想に反して快晴ですね♪
札幌から5時間ほど…。ず~っと高速道路だったので面白い写真はありません(^_^;)

あ、ここまでは父が運転して来ましたよ。高速はまだ怖いので(笑)

道の駅「流氷街道網走」

まだ新しそうな施設でした。冬はここから流氷砕氷船が発着しているようです。
厳冬期にはここからも流氷が見えるんですかね~??


運転交代します。
父は後部座席でおつまみ食べながら「後ろ初めて座るわ~♪イイね~♪」なんてくつろいでいますよ。
素晴らしい親孝行ではありませんか、これは!!(笑)

それにしても、見通しが良くて交通量も少ない直線道路ばかり。こういう田舎ではどうしてもスピード出しがちですね…(^_^;)
油断すると70~80キロくらい出してるので気をつけなければ…。


午前11:30 小清水原生花園に到着!



日差しがジリジリしていて予想以上に暑いです(汗)。
駐車場から丘へ続く遊歩道を歩いていくと…。


素晴らしい~!(*^_^*)
ここも初めて来ました~!
周囲はほぼアジアの観光客の方々…。やはり道東エリアも人気なんですね。

JR「原生花園」駅

こんな所に駅があるなんて…。
遊歩道のすぐ隣にあるので、観光客に人気の撮影スポットになっていました。



ちょうど列車が♪

…1両編成ですが、これでも快速列車ですよ!
確か「快速しれとこ」だったはず。
タイミング良くイイものが見られました♪

13:30 オシンコシンの滝へ!



こりゃ涼しいわ~♪
それほど大きな滝ではありませんが、すぐ近くまで遊歩道があるので中々の迫力です(*^_^*)
ちなみに「オシンコシン」の名前の由来は、アイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ」の意を持つ「オ・シュンク・ウシ」から由来しているらしいです。

「知床自然センター」内にあった展示

「ヒグマの冬ごもり」のジオラマ(?)ですが…。


ぜんぜん冬ごもりしてねぇwww
おもいっきりくつろぎモードですね…(;一_一)


センター内からは知床五湖カムイワッカの滝へ向かうシャトルバスが出ているらしいのですが、もう時間も遅くなりつつあるし、みんなお疲れモードだったため今回はパス。
両親のお気に入りスポットのようで、かなりオススメしていたので今度行かなきゃね。

駐車場にオスのエゾシカ出現!



なぜか1匹だけ…。しかも駐車場のド真ん中だし、どうしたんでしょう?


立派な角ですね~!こんな見事なオスジカ、そうそう見られませんよ!


長時間の移動で疲れたので、そろそろホテルへ。
ウトロ温泉街にある、こちらも「家族で一度行こう」と話していた場所です。
大規模なバイキング会場が有名です。

部屋からの眺め


夕食バイキングの写真は残念ながらありませんが、まぁ~噂に聞いていた通り充実しまくり。
とにかく豊富なメニューの数々、こんなのどう頑張っても全部味わえませんって…。
しかも栃木県の例のホテルで扱ってたヤツよりも3倍くらい大きなチョコレートフォンデュ・マシーンが…。
あわわわ……。


夕食後、星を見るため母と外を散歩。
やはり道東の空は澄んでいました。目が慣れてくると数え切れないほどの星の数。
生まれて初めて天の川を見ました。(うっすらだけど。)



…1日目、何やらあっさり書いてしまいましたが、この旅の一番の面白さは2日目にありました。

次回!小ネタ満載の2日目!
知床峠の麓に●●●が!

続く。
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円山原始林

2015-08-10 16:48:04 | ホルマリン漬け北海道 大自然の驚異編
(2011年訪問)

円山公園の奥に広がる、神秘のパワースポット。



 札幌市民には言わずと知れた、標高225mの小さな山「円山」。地下鉄駅からそれほど遠くなく、標高も低いので、誰でも気軽に登れる山として市民に親しまれている。四国八十八か所を模したという、地蔵の点在する登山道も魅力的だ。
 実は、円山を含む麓の森は、「円山原始林」として、国の天然記念物に指定されている。指定年は大正10(1921)年で、北海道で最初に指定された天然記念物となっている。
 この円山原始林は、とある雑誌でその存在を知り、「これは凄そうな場所だ」と言う事で、学校に提出する「写真講座」の素材集めも兼ねて、探索してきた。やはり、太古の姿を残す森と言われているだけあって、その凄さは期待以上のものであった。森のあちこちに、樹齢数百年はありそうな大木がたくさんあり、中央区に存在するにもかかわらず、少し「屋久島」的な光景が広がる。鳥の声に交じり、近くの道路を走る車の音や、夏の大会で白熱している円山球場からの歓声が聞こえてくるが、そんな事を忘れてしまうほど、この森は厳かな雰囲気に満ちている。









「円山原生林を散歩していると、時々リスに会えることがある」という話を耳にしていたので、少しワクワクしながら散策していたのだが、まさかこの1日で2種類も見られるとは思ってもいなかった。上のシマリスは2、3匹でじゃれあったり、倒木の近くを走り回っていたが、カメラを向けると立ち止まってポーズもとってくれた。イイ奴だ。

そして右のエゾリスは、登山道を歩いていた時、登山客の親子がしゃがみ込んでいたので、何かと思って見ると、何やら木の実を食べていた。すぐ近くでしばらく観察していたがまったく逃げず。人間慣れしているのだろうか。

完。
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札幌市 気になる珍物件コレクション

2015-08-10 16:19:10 | ホルマリン漬け北海道 珍スポット編
札幌の街中にはワンダフルな珍物件があふれている!!

・人形屋佐吉  中央区南1条西6丁目


 この建物、誰もが気になったことあるはず!!ビルがそびえる中心街に、ひときわ小さな建物。真っ黒の看板には大きく「人形屋佐吉」の文字。そして最も謎なのが、ほとんど店が開いていないということ。不気味なオーラを放ち続けるこの人形屋佐吉こそ、札幌を代表するミステリースポットだ。
 僕もこの建物は前から気になっていて、前を通るたび「人形職人さんの工房かなぁ~??」などと考えたりした。中に入りたくても、シャッターがいつも降りていて、入れない。一度あの中に入ってみたかったので、ネットで開館時間を調べてみると、昔は年に1、2回ぐらいしか開いていなかったのだが、最近は頻繁に営業しているらしく、毎日15:00~19:00の4時間だけ開店しているということだ。
 土曜日の16:00頃に行ってみると、確かに開いている!!恐る恐る中に入ると、想像以上に狭い!中は意外と普通のアンティーク雑貨店で、壁には日本人形や西洋人形の写真がたくさん貼られていて、棚にはひな人形や年代物の人形、アクセサリーなどが売られていた。
(※人形屋佐吉は2014年に閉店し、現在は解体されてしまいました。)

・大同生命ビル  中央区北3条西3丁目


 駅前通りにそびえたつこのビル、おもしろい建物だなあと思ったら、なんと数々の珍建築で有名なあの故・黒川記章氏の設計ではないか!奇抜な選挙カーで東京都知事選に出馬したあの人である。
 渋谷109みたいな円筒形の建物の中はらせん階段になっていて、見上げてみるとドキドキしてくる。階段を登りきった先にあるビルの3~4階部分は空中庭園になっており、木が生い茂っていて不思議な雰囲気。建物を外側から見ると、ビルの上にビルが建っているようにも見える。とにかく、周りのビルと比べてもかなり目立つ、氏の作品らしい異色建築物である。
(※近ごろ建て替えられる計画があるようです。見学はお早めに!)

・菊水円形歩道橋  白石区菊水3条4丁目


 菊水にあるこの歩道橋、僕の下手な写真では分かりにくいかもしれないが、上空から見るときれいな円形をしている珍しい歩道橋である。全日本建設技術協会・全建準賞も受賞した美しい物件だ。「水曜どうでしょう」の伝説の企画「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」で取り上げられ、一部で有名に。珍スポット雑誌「ワンダーJAPAN」第5号の最初のページにもドドンと紹介されている。直径56メートルのこの歩道橋は、階段を上ってみると緩やかな曲線が楽しく、グルグルと何周でもしたくなる。

・千秋庵の子供  中央区南3西3丁目


 冬の札幌の隠れた名物として、市民には比較的知られているのがこちら。毎年雪まつり期間になると、千秋庵本店の前に現れる子供のマネキンである。スキーウェアを着た後ろ姿はあまりにもリアルで、実際に本物の子供と間違う人もいるとかいないとか。

・東月寒の仰天集会所  豊平区東月寒2条14丁目


豊平区東月寒に存在する町内会の集会所。小さな公園内にあり、1階建ての何とも細長い建物である。
それはともかく、建物の右半分、なんか変だ。何故かドキリとしてしまう、この形と雰囲気。どこかで見たことのあるドアには「自動扉」とある。もしかしてこれは・・・。


うをっ!!廃バス!!
しかも2台!!


…そう、この建物は、前代未聞の「廃バスリサイクル集会所」だった!


なんか怖い!!

後ろから見てみると、「バス2台持ってきて無理やり建物の一部にしちゃいました~」感が伝わってくる。建築費削減のためだったのだろうか?
バスとバスの間のスキマが鉄板で丁寧にふさがれているのが微笑ましい。

この日は建物内は無人だったので、内部を拝見させてもらいたかったのだが無理だった。2台のバスの接合部分や、運転席はどうなっているのかが気になるところ。

完。
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