ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

札幌穴場スポット 第6回 北海道農業研究センター

2013-06-16 00:19:53 | 好きです札幌
 札幌市豊平区に存在する農業技術研究機関。羊ヶ丘展望台、札幌ドームに隣接して非常に広大な敷地を持つ。北海道での水田作、畑作、酪農など新たな生産システムの開発、低温環境下での農業方法などの研究を行っている。普段は一般市民は立ち入ることが出来ないが、年1回の一般公開日には無料開放され、研究者による講義、施設内バスツアーなどに参加することができる。普段は見られない大都会札幌の田園風景に圧倒される。


札幌ドームに面した国道36号線からゲートをくぐり、羊ヶ丘通りをまたぐ1本道をしばらく進むと辿り着く。


札幌ドームを背に広がる田園風景。普段では見られない光景である。


羊ヶ丘展望台・クラーク像から見える広大な景色は、この研究センターの所有地である。


展示されたトラクターと札幌ドーム。ヤ○マーのCMみたいな写真になりました(笑)。


農業機械の試作機も展示されていた。ちなみに7月の晴れた日ということもあって、爽やかな風がとても気持ち良かった。


バスに乗って施設内をぐるり一周するツアーに参加。施設関係者が研究内容、育成作物など解説してくれるのがうれしい。
(バスのガラスのせいで青みがかった写真になってしまっています)


こちらはセンターが力を入れて育てている“超強力小麦”「ゆめちから」。パンなどに最適なのだそう。露店コーナーでもオリジナルのパンが販売されていた。


札幌市豊平区とは思えない風景の中をバスは進む。






草原の中にポツンとサイロの残骸が!施設設立時の遺構らしい。
・・・ちなみに、バスの車窓からサイロを眺めていると、草むらから一匹の動物が。・・・キツネだ!!こんな市のド真ん中でキツネが見られるとは知らなかった!!




注:大都会札幌市内です(笑)。

36号線の向こうにこんな風景が隠されていたとは!!
もはや完全に空知地方。ちなみに向こうに見える町並みは清田区平岡地区だと思われる。


水田センター。こちらは36号線に面していて、道路からも見る事ができる。
ちなみに、ここにエゾシカが迷い込んで騒動になったことがあるそうだ。平岡の森林からやってきたのだろうか。豊平区にシカが出没するというのも知らなかった。
(2011年7月取材)

・・・興味のある方は、現在でも毎年7月に一般公開日があるので、是非ご参加を。面白いですよ!!

ホームページもヨロシクお願いします!
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札幌穴場スポット・第5回 山口運河

2013-06-05 22:35:25 | 好きです札幌
海の無い街・札幌の運河!!


↑運河といっても、ウチの近くを流れる小川ほどの広さしかなくこぢんまりしている。石狩側はあまり整備がされていないのか水は濁っていて、ゴミも投棄されていたりと無残な状態。


↑「運河2号橋」。といっても水路をまたぐただの小さな橋。「運河」とは名ばかりである。


 明治30(1897)年、海のない街・札幌に運河が整備された。石狩市花畔と小樽・銭函を結んでいた「花畔・銭函運河」の一部、手稲山口地区を通る「山口運河」がそれであった。
 山口地区の排水目的と、地元住民の交通路、石狩湾から札幌方面への物資輸送路の用途などに活躍し、往時は舟運も栄えたそうだが、鉄道輸送の発達により完成後わずか7、8年で廃止となり、使われなくなってしまったようだ。知られざる札幌の歴史といえよう。
 「花畔・銭函運河」は大半が埋め立てられてしまったが、山口運河は現在も残っており、小樽方面の数キロは散策路として整備されている。一見ごく普通の小川だが、市内で唯一「運河」の名が残る貴重な開拓遺産であり、同じ山口地区に残る「バッタ塚」と合わせて重要なスポットとなっている。かなり地味だけど。






↑キレイに整備された小樽市方面。新琴似の「安春川」を思い出すが、かつては立派な運河だったのである。この時はなぜか水が止められており、運河感が益々乏しかったのが残念。
ちなみに、「山口」の地名の由来は、明治15年に移住した農民が山口県出身だったことに由来する。


現在、毎年9月には地域主催で「山口運河まつり」なるものが開催されているそうだ。調べてみると、実際に米俵を積んだ船を運航し、当時の雰囲気を再現するなど力が入っており、地元住民には大人気の様子。画像を調べてみるとなかなか雰囲気満点だ。
面白そうなので、機会があれば是非行ってみたい。


山口運河・・・手稲区山口


(2013年5月取材)


・・・久しぶりの「札幌穴場スポット」コーナーは、つい先日に取材した「山口運河」でした。どうですか皆さん?このコーナー、地味に人気あるんですよ。アクセスランキングに結構頻繁にランクインしてるんです。たまには、このようなジジ臭い取材記事も悪くないでしょ!?

もし興味があればホームページもヨロシクお願いします。



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海が見たい 後編

2013-06-03 22:29:29 | 北海道内の旅行・風景
前回からの続きです。
日没が迫る中、海を目指します。果たして到達できるのか。


午後4時 前田森林公園を出発。


ひたすら巨大な「新川」を渡ります。

・・・ここってもう小樽市なのかな?境界線が入り組んでてよくわかりません。

このまま新川に沿って進めば河口付近に出られそうなんですが、道がよく分からなかったので、銭函方面に進むことにします。ちょっと他に寄りたいスポットもあったのでね。


・・・前から気になっていたB級スポット、山口運河を取材。

これは後日、「札幌穴場スポット」コーナーにて詳しく紹介しますね。


「山口運河」の見物がてら上流に向かって進んでいると、いつのまにか
4時50分 小樽市に突入。

あわわ・・・小樽まで来ちまったよ。自転車ではもちろん初めてです!


・・・改めて地図を見てみると、「サンセットビーチ銭函」がこの先にあるようです。

最終目的地は「サンセットビーチ」に決定!
ここからそう遠くはないはず!



ひたすら広い直線道路を走ります。道が平坦なので、今のところ疲れは全くありません!


いよいよ、「サンセットビーチ この先400メートル」の看板が!!


もうすぐだ!



夕日に染まった一本道を・・・。




こっち・・・かな?

・・・もう砂浜が見えています!!




ガタガタガタ・・・

こっからは自転車ごと柵を乗り越えて、海岸まで無理やり押していきます!



17時01分。





・・・ザパーン。



着いた・・・。



ママチャリで2時間半かけて辿り着いた海は、ずいぶんと穏やかでした。



・・・恐ろしいほど静かです。



おぉっ!リアル・サンセットビーチ!!!



・・・夕暮れの海って、なんでこんなに物哀しいんでしょう。

まぁとにかく・・・チャリで辿り着いたという達成感からか、今日の小樽の海は、3年前に見た沖縄のビーチと同じくらいキレイに感じましたよ。夕暮れに来て正解だったということですかね。



砂浜から振り返ってみると、まだ雪の残る手稲山をバックに自分の自転車がやけにカッコよく佇んでおりました。



毎度の無謀な長距離サイクリングに耐え続けてくれる我が愛チャリ。もはや買って3年経ちますが、未だにパンク以外は不具合は全くありません。
ごく普通のママチャリにもかかわらず、今回も小樽の海岸まで無事に連れてきてくれました。

さすがに今回は自転車を称えたいと思います。




友人からは「いい加減カッコイイ自転車買えよ~!!」とか呆れられていますが・・・。うむ、確かにもっと軽くてスピードもバリバリ出る10万くらいのロードランナー、僕も欲しいですよ!!

ただ、お金が無いというか・・・。この自転車にもそろそろ愛着が出てきてしまったんで、ぶっ壊れるまで乗りますよ!

・・・たぶん・・・。



もう日が暮れてしまうので、さっさと帰りますわ。

完。
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海が見たい 前編

2013-06-01 10:10:15 | 北海道内の旅行・風景
5月某日。

休日のこの日は、札幌では気持ちいいくらいの快晴。
こりゃサイクリングしなきゃ勿体ないだろ!!」ということで、久しぶりにチャリで遠出することに。

「そういえば、手稲に前田森林公園とかいう素敵なスポットがあったな~。しばらくご無沙汰だし行ってみるか~。ついでに海まで行けるんじゃない?」と適当に考えて、出発です。

ちなみに、午前中は思いっきり寝ていたので、札幌市南部の自宅を出発したのは午後2時半です。
・・・完全にノープランです。


果たして、海には辿り着けるか!?


自転車を高速でぶっ飛ばし、山鼻、札幌中心部を順調に通過。
若干温かいですが、風もなく絶好のチャリ日和です。


午後3時頃 「北大第一農場」付近を通過!

以前に取り上げた札幌の穴場的ビュースポットです。気になる方はこちら。


そのまま道を直進し、新川通りへ。琴似川と並走します。


3時15分頃 琴似川をまたぐ。・・・結構いいペースじゃない?

もう少し進むと、川幅が広くなり「新川」となります。


ここからはひたすら直進。歩道も広く、走りやすいのでスイスイ進みます。



見慣れている「藻岩山」がどんどん後方へ見えなくなってきました。代わりに存在感抜群の「手稲山」がドドンと出現。山頂にはまだ残雪が・・・!


「コーチャンフォー新川通り店」を通過。

ここまでは、自転車でも2回ほど来たことがありますが・・・。ここから未知の領域に突入することになります!


・・・僻地感が漂ってきました。

・・・な~んにも無いですね~!
道がまっ平らなので、どこまでも見渡せます。


そして。3時半頃、ついに「前田森林公園」に到着!

着いたぁぁぁぁぁ!

公園に入った途端に、カッコウの鳴き声が。スバラシイ。

↓記念に。謎のオブジェとMYチャリ。


公園内を散策。

郊外の公園だけあって、なんとも広々。気持ちいいです!


手稲山がキレイ!


前田森林公園のメインといえば、全長600メートル、水が張られた細長い水路?のような「カナール」(オランダ語で「運河」の意)。うっすらとしか覚えていませんが、壮大な景色で、ものすごく綺麗だった印象があります。
・・・早く見たい!


公園散策もそこそこに、案内板に従いカナール方面に向かいます。


おぉぉ!「カナール」が見え・・・あれっ!?



・・・・・・水・・・張って無いじゃん!!

・・・どうやら改築工事中で水を入れていないとのこと。・・・うぅぅ。調べときゃよかった。


いちおう記念撮影。

汚ねぇ・・・。サビサビじゃん!

デカイカメラ持ったおじいちゃんの写真家集団が居ましたが、彼らも「水が無いからど~しよ~も無ぇな~」とか嘆いていましたよ。




・・・まぁポプラ並木とか、結構キレイなんですが。

まるでヨーロッパの公園に居るかのよう。札幌にこんな素敵なスポットがあるとは忘れていましたわ。


カナールの先にある立派な建物は、展望台と軽食スペースになっていました。素晴らしい景色を見降ろせながらソフトクリームを食べられるわけです。

展望台前の広場より。

このカナールは、手稲山山頂を軸にして設計されているらしいです。なのでちょうどド真ん中に山が見え、良いアクセントになっているんですね。
・・・ちなみに写真でもお分かりのようにヴィジュアル系の方々が撮影会をしておりましたが、この風景に結構似合っておりましたよ。



・・・ふぅ。久しぶりの前田森林公園で、やっと春の雰囲気を満喫できたわけでしたが、いつまでもここには居られません。

まだ海には辿り着いていないのです。

ここから海岸まではまだ結構な距離があります。既に時間は午後4時。なんだか日が傾いてきましたが・・・。続きは次回。


次回!果たして日没までに海には行けるのか!?それともリタイア?

続く。
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