前回からの続きです!
昨日は実車の解説ばかりで、写真でUPしたプラモデルについては全く述べずじまいでした。いい加減プラモについて書きますね。
「インフィニティQ45」(フジミ製)
どっちかというと、僕は90年代のセダンというのはあまり興味が無く、インフィニティQ45も、その存在は知っていましたが、「な~んか変わったクルマだな~。」というくらいの認識しかありませんでした。
しかし、数年前、「モデル・カーズ」という模型雑誌で、バブル期の高級車プラモが特集されていて、そこに掲載されていたフジミ製・Q45の完成作品(作:北澤志朗氏。内装はアオシマ製に置き換えられていましたが。)に衝撃を受けました。
美しいパール・ホワイトに仕上げられたボディは、グリルレスによる車全体のなめらかなデザインに非常によくマッチングしていて、ひたすら魅力的。いつまでも見ていて飽きない写真だったので、後日、そのページだけを目当てに中古本を購入してしまったほどです。
「Q45ってこんなに素敵なクルマだったのか!ぜひ部屋に飾りたい!!」
という事で、自分も「フジミ製・インフィニティQ45」の制作を決意。
しかし・・・。このプラモ、既に絶版になっているのか、どこの模型店にも置いてありませんでした・・・。「アオシマ」からも同車のプラモデルは発売されていて、こちらは普通に購入可能でしたが、ボディのパーツが妙にカクカクした造形で、僕が雑誌で見て心を撃たれた「イヤらしいなめらかさ」が表現できておらず、なんかビミョ~。
「やっぱりフジミのが作りたい!!」というコダワリのせいで、夢はかなわないまま2年ほど過ぎてしまいました・・・。
そして、今年4月。某所「ハード○フ」にて、840円で売られていた中古品「フジミ製・インフィニティQ45」についに遭遇!!
・・・パトカー仕様でしたが。
・・・個人的な意見ですが、昔からパトカーというのはなぜか魅力を感じません・・・。やはりどの個体も全く同じ白黒で統一されているからでしょうか。それとも、誰もがドキッとしてしまうその見た目のせいでしょうか・・・?
そんな理由で、一瞬は買うのをためらってしまいましたが、
「いや、パトカーのプラモといってもベースは同じでしょ?ノーマル仕様でも制作できんじゃね?」
という事で結局購入。
で、写真でお分かりのように箱絵 完・全・無・視のノーマルで作ってしまった次第。
箱には、パトカープラモならではの専用パーツが多数付属、と誇らしげに書かれていますが、全く使用せず。
大量に入っていたパトカー専用デカールも開封しないままジャンク・ボックス行き。
(・・・多分これフジミの社員さんが見たら泣きますね。ごめんねフジミさん。)
・・・しかし、こんな威圧感満点のパトカー、実際に存在したんでしょうか?こんなに高価な車を使う必要なんてどこにもないし、燃費も悪そう。それ以前に標準装備のサンルーフのせいで、パトランプ付けるスペースも無かったのでは?
(注:今回のフジミのプラモには、何故かサンルーフの再現が無く、パトランプは普通に接着可能である。)
ノーマル仕様で制作するにあたり、元となっているプラモは同じなので、特に改造した場所はありません。1つあるとすれば、ボディとシャシーを合体させるときに、普通にハメた場合だと後ろの車高だけなぜか高くなってしまうので、ジャンク・パーツで適当にツメを自作、車高を低くしてドッシリ感を強調。
「パトカーバージョンしか入ってないかな?」と心配したデカールも、ナンバーなど普通のものがセットされていたので、とても助かりました。
ボディカラーは、前回の「バキュームカー」でも使用したクリーム色のホビースプレー。1年前に、別のプラモに使用するために買った時から、「残り半分はインフィニティを買ったときに使おう」と決めていました。今回のプラモとバキュームカーに使用したおかげで、やっと綺麗に使いきることができて良かったです。
こんな色、本当は純正色には無いんですが、結構似合っていると思いません?
全体的にシンプルなパーツ構成のプラモで、組み立てはとてもし易かったです。ただ、フジミのデカールって、結構モロい印象があるのは僕だけでしょうか?全てのデカールを無事に貼り終わりホッと一安心かと思いきや、水分が完全に乾いた時にナンバー部分がポロっと欠けて落ちてしまった、というのが2度ありました。これは過去にトヨタ・プラッツのプラモを作った時にも経験しました。キットが古かったからなのか、僕の貼り方が悪いのか。
とりあえず完成は出来たものの、全体的にミスが多く反省の多い作品になってしまいました。画像をよく見れば分かると思いますが、ブラウンのラインがはみ出しまくりです。また、サイドマーカーの部品をウラオモテ逆に取り付けてしまうというマヌケな失敗も。
そしてボディ塗装。近くでスプレーを吹きすぎたのか、表面がブツブツになってしまうという現象が発生(泣)。必死に修復しましたが、光を当てて見れば塗装のムラが一目瞭然です。
↑僕がQ45のプラモを作るきっかけとなった「モデル・カーズ」167号の写真と全く同じアングルで撮ってみました。雑誌をお持ちの方、もしくは僕の下手さ加減を実感したい方は是非見比べていただきたい。今回のプラモ制作で、プロモデラー・北澤志朗氏の偉大さを改めて実感しました。
(それにしても、あれだけの拡大写真でもアラが全く見られない北澤氏の技術力は尊敬に値します。)
・・・ところで、自分で制作したこのプラモ、こうやってじっくり撮影していたら、何故か焼きプリンが無性に食べたくなってくるのでした。
完。
昨日は実車の解説ばかりで、写真でUPしたプラモデルについては全く述べずじまいでした。いい加減プラモについて書きますね。
「インフィニティQ45」(フジミ製)
どっちかというと、僕は90年代のセダンというのはあまり興味が無く、インフィニティQ45も、その存在は知っていましたが、「な~んか変わったクルマだな~。」というくらいの認識しかありませんでした。
しかし、数年前、「モデル・カーズ」という模型雑誌で、バブル期の高級車プラモが特集されていて、そこに掲載されていたフジミ製・Q45の完成作品(作:北澤志朗氏。内装はアオシマ製に置き換えられていましたが。)に衝撃を受けました。
美しいパール・ホワイトに仕上げられたボディは、グリルレスによる車全体のなめらかなデザインに非常によくマッチングしていて、ひたすら魅力的。いつまでも見ていて飽きない写真だったので、後日、そのページだけを目当てに中古本を購入してしまったほどです。
「Q45ってこんなに素敵なクルマだったのか!ぜひ部屋に飾りたい!!」
という事で、自分も「フジミ製・インフィニティQ45」の制作を決意。
しかし・・・。このプラモ、既に絶版になっているのか、どこの模型店にも置いてありませんでした・・・。「アオシマ」からも同車のプラモデルは発売されていて、こちらは普通に購入可能でしたが、ボディのパーツが妙にカクカクした造形で、僕が雑誌で見て心を撃たれた「イヤらしいなめらかさ」が表現できておらず、なんかビミョ~。
「やっぱりフジミのが作りたい!!」というコダワリのせいで、夢はかなわないまま2年ほど過ぎてしまいました・・・。
そして、今年4月。某所「ハード○フ」にて、840円で売られていた中古品「フジミ製・インフィニティQ45」についに遭遇!!
・・・パトカー仕様でしたが。
・・・個人的な意見ですが、昔からパトカーというのはなぜか魅力を感じません・・・。やはりどの個体も全く同じ白黒で統一されているからでしょうか。それとも、誰もがドキッとしてしまうその見た目のせいでしょうか・・・?
そんな理由で、一瞬は買うのをためらってしまいましたが、
「いや、パトカーのプラモといってもベースは同じでしょ?ノーマル仕様でも制作できんじゃね?」
という事で結局購入。
で、写真でお分かりのように箱絵 完・全・無・視のノーマルで作ってしまった次第。
箱には、パトカープラモならではの専用パーツが多数付属、と誇らしげに書かれていますが、全く使用せず。
大量に入っていたパトカー専用デカールも開封しないままジャンク・ボックス行き。
(・・・多分これフジミの社員さんが見たら泣きますね。ごめんねフジミさん。)
・・・しかし、こんな威圧感満点のパトカー、実際に存在したんでしょうか?こんなに高価な車を使う必要なんてどこにもないし、燃費も悪そう。それ以前に標準装備のサンルーフのせいで、パトランプ付けるスペースも無かったのでは?
(注:今回のフジミのプラモには、何故かサンルーフの再現が無く、パトランプは普通に接着可能である。)
ノーマル仕様で制作するにあたり、元となっているプラモは同じなので、特に改造した場所はありません。1つあるとすれば、ボディとシャシーを合体させるときに、普通にハメた場合だと後ろの車高だけなぜか高くなってしまうので、ジャンク・パーツで適当にツメを自作、車高を低くしてドッシリ感を強調。
「パトカーバージョンしか入ってないかな?」と心配したデカールも、ナンバーなど普通のものがセットされていたので、とても助かりました。
ボディカラーは、前回の「バキュームカー」でも使用したクリーム色のホビースプレー。1年前に、別のプラモに使用するために買った時から、「残り半分はインフィニティを買ったときに使おう」と決めていました。今回のプラモとバキュームカーに使用したおかげで、やっと綺麗に使いきることができて良かったです。
こんな色、本当は純正色には無いんですが、結構似合っていると思いません?
全体的にシンプルなパーツ構成のプラモで、組み立てはとてもし易かったです。ただ、フジミのデカールって、結構モロい印象があるのは僕だけでしょうか?全てのデカールを無事に貼り終わりホッと一安心かと思いきや、水分が完全に乾いた時にナンバー部分がポロっと欠けて落ちてしまった、というのが2度ありました。これは過去にトヨタ・プラッツのプラモを作った時にも経験しました。キットが古かったからなのか、僕の貼り方が悪いのか。
とりあえず完成は出来たものの、全体的にミスが多く反省の多い作品になってしまいました。画像をよく見れば分かると思いますが、ブラウンのラインがはみ出しまくりです。また、サイドマーカーの部品をウラオモテ逆に取り付けてしまうというマヌケな失敗も。
そしてボディ塗装。近くでスプレーを吹きすぎたのか、表面がブツブツになってしまうという現象が発生(泣)。必死に修復しましたが、光を当てて見れば塗装のムラが一目瞭然です。
↑僕がQ45のプラモを作るきっかけとなった「モデル・カーズ」167号の写真と全く同じアングルで撮ってみました。雑誌をお持ちの方、もしくは僕の下手さ加減を実感したい方は是非見比べていただきたい。今回のプラモ制作で、プロモデラー・北澤志朗氏の偉大さを改めて実感しました。
(それにしても、あれだけの拡大写真でもアラが全く見られない北澤氏の技術力は尊敬に値します。)
・・・ところで、自分で制作したこのプラモ、こうやってじっくり撮影していたら、何故か焼きプリンが無性に食べたくなってくるのでした。
完。