※2017年6月訪問
・風の館(幌泉群えりも町字東洋366-3)
日高地方の突端、強風で有名な襟裳岬に存在する観光施設。
かねてより珍スポット系のサイトで度々拝見しており、なかなかにレベルの高そうな場所だなと思っていたのだが、年月の経過とともに若干おとなしめになってしまったようで、ようやく訪問はできたもののインパクトが薄めだったのが残念であった(^_^;)。
カーブしたエントランスから館内に入ると、これまた大きくカーブを描いた細長い通路が続く。
変わった構造だなと思ったら、どうやらこの形は強風が作り出すカルマン渦をイメージしているのだとか。
なんとこの通路、かつては岬の強風の度合いでライトアップが変化するという大層な演出がなされていたようだが、金銭節約のためなのか現在は止められているもよう…(がっかりポイントその1)。
通路の先の円形の展示室には、襟裳周辺の自然や「風」に関する展示が展開されている。
こちらは流れ着いた流木で造られたアート群(^_^)。
なにしろ展示テーマが「風」なので、「世界の風系」なんていうパネルコーナーなどもあり、やや珍スポット風味。もちろん森進一『襟裳岬』のポスターも展示されているよ。
なお、かつては色んなマイナー演歌や書物など、ともかく「襟裳岬」が登場するものなら何でもといった感じにズラッと展示がなされていたという噂だが、訪問時にそのようなものは無く。
展示替えで整理されてしまった可能性がある(がっかりポイントその2)。
…その代わり、アザラシの玩具をともかく集めました的なコーナーがあった(笑)。
ぬいぐるみや置物のほか、チョコエッグや海外の安いフィギュア的なものまで並べられており、素人のコレクション的な雰囲気に歓喜(*^_^*)。
なぜかラッコやオットセイ的なヤツも紛れ込んでいる。
階段を登ると、そこは襟裳岬を一望できるガラス張りの展望台!…が、この日は霧がかっていてイマイチよく見えず…。
天気のいい日には、備え付けの望遠鏡でゼニガタアザラシが観察できるのだそうだ!
残念ながら、こちらも悪天候で見ることが出来ず(がっかりポイントその3)。
…しかしこの施設、「絶景鑑賞再入館券」というシステムがあり、海霧の日に入館した場合は1年間有効の「霧スタンプ」をパンフレットに押してもらえる。
次回これを提示すれば、当人の入場料(200円)が免除になるそうだ。
こちらは風の館名物、「えりも風体験」のコーナー。襟裳岬の強風(風速25メートル)をいつでも体験できる人気アトラクションだ。
ひとりで恥ずかしかったので私は体験しなかったが(^_^;)。
これは次回、家族か友達かと訪問した時かな。
館内を見学した後、せっかくなので襟裳岬の突端まで行ってみることにした。
うっすら霧がかる中、一本に伸びる遊歩道をしばらく歩いてゆく。
あいにくの天気だが、この日は風はほとんどなかった。
遊歩道から風の館を望む。先ほどのガラスの展望台がよく分かる。
風の館は襟裳岬灯台の光を遮らないようにという配慮で、建物自体が地下に建設されているそうだ。
故に入り口と展示スペースが地下2階、展望台が地下1階という構造になっている。
断崖の雄大な景色に圧倒されながら歩き続け、ようやく襟裳岬の突端に辿り着いた。
浦河以南に来たのは初めてなので、なかなかに達成感がある。
ここにきて濃い霧が晴れつつある。
そしてむせ返るほどの潮の匂いが辺りを漂う。
次回こそは、風の館の展望台からアザラシを観察したいものである……。
襟裳の春は―
何も(見え)ない春です―。
完。
・風の館(幌泉群えりも町字東洋366-3)
日高地方の突端、強風で有名な襟裳岬に存在する観光施設。
かねてより珍スポット系のサイトで度々拝見しており、なかなかにレベルの高そうな場所だなと思っていたのだが、年月の経過とともに若干おとなしめになってしまったようで、ようやく訪問はできたもののインパクトが薄めだったのが残念であった(^_^;)。
カーブしたエントランスから館内に入ると、これまた大きくカーブを描いた細長い通路が続く。
変わった構造だなと思ったら、どうやらこの形は強風が作り出すカルマン渦をイメージしているのだとか。
なんとこの通路、かつては岬の強風の度合いでライトアップが変化するという大層な演出がなされていたようだが、金銭節約のためなのか現在は止められているもよう…(がっかりポイントその1)。
通路の先の円形の展示室には、襟裳周辺の自然や「風」に関する展示が展開されている。
こちらは流れ着いた流木で造られたアート群(^_^)。
なにしろ展示テーマが「風」なので、「世界の風系」なんていうパネルコーナーなどもあり、やや珍スポット風味。もちろん森進一『襟裳岬』のポスターも展示されているよ。
なお、かつては色んなマイナー演歌や書物など、ともかく「襟裳岬」が登場するものなら何でもといった感じにズラッと展示がなされていたという噂だが、訪問時にそのようなものは無く。
展示替えで整理されてしまった可能性がある(がっかりポイントその2)。
…その代わり、アザラシの玩具をともかく集めました的なコーナーがあった(笑)。
ぬいぐるみや置物のほか、チョコエッグや海外の安いフィギュア的なものまで並べられており、素人のコレクション的な雰囲気に歓喜(*^_^*)。
なぜかラッコやオットセイ的なヤツも紛れ込んでいる。
階段を登ると、そこは襟裳岬を一望できるガラス張りの展望台!…が、この日は霧がかっていてイマイチよく見えず…。
天気のいい日には、備え付けの望遠鏡でゼニガタアザラシが観察できるのだそうだ!
残念ながら、こちらも悪天候で見ることが出来ず(がっかりポイントその3)。
…しかしこの施設、「絶景鑑賞再入館券」というシステムがあり、海霧の日に入館した場合は1年間有効の「霧スタンプ」をパンフレットに押してもらえる。
次回これを提示すれば、当人の入場料(200円)が免除になるそうだ。
こちらは風の館名物、「えりも風体験」のコーナー。襟裳岬の強風(風速25メートル)をいつでも体験できる人気アトラクションだ。
ひとりで恥ずかしかったので私は体験しなかったが(^_^;)。
これは次回、家族か友達かと訪問した時かな。
館内を見学した後、せっかくなので襟裳岬の突端まで行ってみることにした。
うっすら霧がかる中、一本に伸びる遊歩道をしばらく歩いてゆく。
あいにくの天気だが、この日は風はほとんどなかった。
遊歩道から風の館を望む。先ほどのガラスの展望台がよく分かる。
風の館は襟裳岬灯台の光を遮らないようにという配慮で、建物自体が地下に建設されているそうだ。
故に入り口と展示スペースが地下2階、展望台が地下1階という構造になっている。
断崖の雄大な景色に圧倒されながら歩き続け、ようやく襟裳岬の突端に辿り着いた。
浦河以南に来たのは初めてなので、なかなかに達成感がある。
ここにきて濃い霧が晴れつつある。
そしてむせ返るほどの潮の匂いが辺りを漂う。
次回こそは、風の館の展望台からアザラシを観察したいものである……。
襟裳の春は―
何も(見え)ない春です―。
完。