文豪 開高健の小説に”アマゾンやどこが尻やら頭やら”という川柳があったような記憶があります。
僕が南勢こと南伊勢町でダイビングをして撮ってきた水中写真に写っている、このウミグモもそんな感じです。
海中でファインダーを覗き込んでいた時には、本当にどっち方向が頭なのかさっぱりわかっていませんでした(水が動いていて、ウミグモ自体も水流に翻弄されて一定方向に歩きよれへんかったからです)。この写真からすると、僕はずっと彼女もしくは彼のお尻をマジマジと眺めていたようです。
ところで、この生物が本当にウミグモなのかどうか少し自信がなかったのでgoogle先生で調べてみたのです。するとアサリの斃死を引き起こすカイヤドリウミグモに関する情報にガンガンブチあたりました。事態の深刻さが伺えました。