toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

SEA&SEA感

2006-10-31 22:56:57 | ダイビング、水中写真
先日の”粉が出るハウジング”というエントリーに対してコメントをいただいた、jinbangさんから興味深い意見をいただきました。そのまま引用させていただきますと、以下のようになります。
>一眼使っているベテランダイバーさん達は
>SEA&SEAのハウジングに冷たいように思うのは気のせいですか?

>それとも中身がCanonだからでしょうか?

これ、僕も絶対あると思うんですよ。
いわゆるベテランダイバーさんは大概アンティスのハウジング使っとってやと思うんですわ。そして僕自身はアンティス使用したことがないのですが、キチンとした感じとか完成度とか道具として見たらどうや?!という話になったらやっぱしアンティスのほうに魅力があると思うのです(なんといっても上記のエントリで僕自身SEA&SEAはあまり好きでもない、なんて書いてしまっていますし)。
普通に考えたらハウジングのような高い買い物って長期間使うと思うのです(フィルムカメラなら特に)。ベテランさんが過去、S&Sがそんないうほどじゃなかった頃に購入した品質の良いアンティスに比べると、S&Sはちゃっちく見えたり、”あんたらハウジングの選択肢が少なかった頃を知らんやろ?!”感を喚起したりするんじゃないかと想像します。
やっぱしS&SはDX系になってからのでっかいお弁当箱のような形(合理性ではバッチリなんですが)やポリカーボネイトという部材(←強度、歪なんかを考えるとちょっと)でマイナスイメージあるのでしょうねえ。

>それとも中身がCanonだからでしょうか?
これもあるでしょうねえ。ベテランさんは大概ニコンでしょう。水中撮影界においてはアンティスイコールいわゆるニコ爺、という図式が成り立つのではないでしょうか(最近はアンティスも生き残るためにキヤノン製カメラのハウジングを売っているようですが)?
しかし僕を含めて爺的な立場の人間にはなによりもEOS kissのキッスという言葉ががキツいんですわ。

なんか脈絡がないような感じですが、粉が出るのはイカンニン、全部のボタン操作できる必要性なんてないんだから(極端な話、絞りとSSだけいじれたらよいわけですから)部品点数、穴を減らして欲しい、というのが僕がS&Sに望むことなのです。

熊野古道を歩いてみて思う

2006-10-30 22:53:17 | 身の回りのこと

熊野古道を歩いてみていろいろ考えました。
歩いているときはほとんど大したことは考えず、景色やら、しんどいことやら、追いはぎやら、山賊やら、ペンキやらについて漠然と考えていました。

休憩しているときに考えたのが、マイナスイオンについてです。
僕はマイナスイオンは疑似科学、エセ科学のインチキのバカチン言葉だと捉えています。ゆえにこの言葉が書いてある全てのもの(工業製品とかです)はインチキだと断定して相手にもしたくなくなります。
なんでかというと、どういう物質なのかさっぱりわからないからです。そもそも僕には”イオン”がどういうものであるのかも自分の頭の中で理解して噛み砕いて整理できていないのですから。
極論をいうのであれば僕にとっては”このドライヤーからはマイナスイオンが出とる”という発言よりも”ワタシはイッタンモメンを見た!!”という方がはるかに信憑性が高いのです。

熱くなって前フリがおかしなことになってしまいましたが、結局”マイナスイオン”みたいな変な賢ぶったウソ科学言葉なんかよりも”霊気”とかそういう言葉使ったらええんですわ!!そっちの方がぜったいにシックリきます。
僕はマイナスイオンなんてぜーったいに信じませんが、古道では確かに霊気を感じてきました。

突然熊野古道

2006-10-29 22:57:12 | 身の回りのこと
今日は突然に熊野古道の”西国第一の難所”として知られる八鬼山超えをしてきました。尾鷲から三木里へそして三木里から三木浦まで15kmぐらい歩いたのではないでしょうか??

この八鬼山越え、世界遺産登録に際して何かと摩擦が生じているらしいのですが、実際に僕の目でみて感じてきたことは
1.噂に違わず、このコースはキツい
2.理由はどうあれ山にペンキは似合わん
3.世界遺産に登録されてなかったら、多分僕は今日登ってなかったと思うので、登録されて良かった(←僕的には)
ということです。

明日の筋肉痛がコワイです。

フレリフリニケリフレリトゲアメフラシ

2006-10-28 20:51:37 | ダイビング、水中写真

南勢こと南伊勢町相賀浦の湾内大池でダイビングをして撮ってきた水中写真、これはフレリトゲアメフラシなのです。このクロシタナシウミウシと並んでこのフレリトゲアメフラシもたくさん目に付きました。僕が思うにフレリトゲアメフラシが海底をはっているとケムクジャラのサツマイモがうんしょうんしょ頑張って動いているように見えてきます。
今でこそケムクジャラのサツマイモなどと余裕を持ったコミカルな表現ができるようになりましたが、当初はなんか無駄に突起が多くて気色が悪いうえに、体の模様がなんかいやったらしいマダラ模様でどうしようもないイキモノだと考えていました。
しかし、ホントに時間の経過は人間を成長させるもので今ではマダラ模様のアクセントとなっているブルーの斑点のなんと美しいことか、などと本気で考えたりしているのです。

粉が出るハウジング

2006-10-27 21:58:18 | ダイビング、水中写真
SEA&SEA社のホームページを見ていて非常におもしろい話をみつけました。

なんと、あの志津川のグラントスカルピン佐藤長明さんが海中に落っことしてきはったSEA&SEA社のF80用ハウジングNX-80が4ヶ月後に刺し網にかかって回収された、という内容なのです(回収というよりか漁獲の方がしっくりきそうです)。
リンク先見てきていただいたらわかりますけど、中身のカメラは無事やったそうです。
これは凄い話です。耐圧試験でこれだけの耐久力を示そうと思っても、計算上で評価する(100年プリントが100年持つとか計算上の話なんと一緒ですわ)しかないわけで、それが実地のデータとして出てきているのですからメーカーとしたらウヒョーでしょう。
そしてひとつも水が入らなかったという点はとても評価できます。僕はSEA&SEA社製品のユーザーながら、コスト面を理由に選択しただけでSEA&SEA社自体はそんないうほど好きでもない(以前修理が異様に遅くてかなり腹がたったことがあったのです→しかしクレームつけた後の対応は迅速の一言につきました)、というひねくれ系やっかいユーザーなのですが素直に感心してSEA&SEA社スゲーと思います。

信頼性、耐久性がスゲーのは佐藤長明さんのNX-80の話でよくわかるのですが、僕のDX-D50もスゲーことになってしまっている、というのが今日の写真です。

裏側の透明の樹脂部の塗装が豪快にハゲハゲなのです。金属製品なんかだと塗装が剥げていると、”使いこんでいてシブい、カッコイイ”というように見えたりもするのですが、剥げた中身が透明というのはなんとも貧相でトホホな感じなのです。
貧相なだけならまだ良いのですが、剥げた小さな塗装片がそこかしこに付着してキーっとなったり、Oリングに噛み込んだりしないか心配になってしまうのです(このへんは実物を扱わないとイライラ感を共有するのは無理でしょうねぇ)。僕の周りでは樹脂ハウジングの塗装が剥げて困る、イーっとなるというような話は聞きませんが僕のんだけなんでしょうか(購入後1年たってないですし、ちょっと荒っぽいですが決してムチャクチャな使い方はしていませんし‥)?!

多分保障期間内であるのでなんとかしてくれると思うのですが、塗り直してもまた剥げるぐらいなら最初から透明でもええかも知れない、などと思ってしまいます(もしくは赤い彗星とか白い衝撃的な塗装とか)。

ANGLE

2006-10-26 21:23:23 | ダイビング、水中写真

南勢こと南伊勢町ダイビングで撮ってきた水中写真、今日は見ての通りヤドカリです。なんてことないヤドカリ写真と言ってしまえばホントそれまでなのですがそれで話が終わってしまうのも味けなさ過ぎです。

今日の話の核となるのはこの写真の奇妙なアングル、角度なのです。本当にめっちゃ中途半端に傾いています。僕の勝手な思い込みなのですが、変に傾いているわりに妙にウマいこと収まっているように感じてしまうのです。
多分ファインダを覗き込みながら”縦でもない横でもない、ヒャー!!”みたいな感じでとっちらかってしまって、フと対角線とかそういう言葉が頭の中をよぎったのでしょう。
結果的に縦でも横でもいけそうでいけない、よくわからないけど(僕が思うに)インパクトが強いというか何かひっかかる写真となってしまいました。

柔らか過ぎクロシタナシウミウシ

2006-10-25 23:05:02 | ダイビング、水中写真

クロシタナシウミウシなんやないでしょうか?やはり南勢こと南伊勢町でダイビングをして撮ってきた水中写真です。今年はクロシタナシウミウシの当たり年なようで相賀浦の湾内通称大池ではかなりの数をみかけました。

英虞湾内でも同様の傾向なのでしょうか?
現在、僕は仕事で海水を汲み上げて垂れ流し的に貝を飼育して試験を行っています。っで、この海水は大容量のポンプで毎分200Lぐらいで汲んでいるのですがちょっと今日驚いてしまいました。
汲み上げた海水を貯めているタンク内に3cmぐらいのクロシタナシウミウシが入っていたのです。200L毎分の流量で海から10mぐらいの配管を通ってポンプの中をもすりぬけてきた、ということですからちょっとしたドラマですわ。
軟体動物の看板に偽り無し、いったところでしょうか?!

ちょっと不可解なのです

2006-10-24 21:57:00 | 身の回りのこと
ここ最近僕の周りでヘンな現象がちょくちょくあります。

まずその1、未だにニイニイゼミが鳴いている。
職場の裏山でおそらく一個体だけ鳴いています。今日は昼間鳴いていましたが、昨日や先週は夕方~夜中鳴いていました。9月いっぱいぐらいで鳴かなくなったと思っていたのですが、ここ最近羽化したようです。何を考えているのかよくわかりません。
6月ぐらいから鳴き出すニイニイゼミだからこそ、真夏からしたら気温が下がっている状態でも羽化してくるのでしょうか??ことによると来年の6月ぐらいと勘違いして出てきてしまったのでしょうか??そもそもセミの羽化時期が一年遅れとか、一年フライング可能かどうかとか、さっぱり知識がありません。
ただ、まだ鳴いているニイニイゼミがいることだけは事実なのです。

その2、この間の日曜日に登ってきた山で桜が咲いているのを見ました。
ソメイヨシノではなく、さらに3輪だけでしたが、桜に相違ないと思います。台風などで葉っぱが散ってしまうことが引き金となって、神戸で秋に桜が開花した話をテレビで見たことがありますが、僕が見たものは葉っぱもついていたので???なのです。

その3、ヒヨドリとメジロが大騒ぎ。
朝からヒヨドリが”ピーっ、ピーっ、ピーっ”と高鳴きでメジロが”ピョロピョロ”大騒ぎです。鳴き声からヒヨドリは4羽ぐらいです。そのまわりを10羽以上のメジロがチョロチョロしてウンコしたりしている感じでした。
あまりの騒がしさに僕だけではなく、別のヒヨドリや小鳥、カラスまでも”なんやなんや”といった調子で見物に集まっていました。
非常に曖昧な記憶なのですが、この時期渥美半島から多くのヒヨドリが渡ってくるというような記述をどっかで読んだことがあるような気がします。体が小さなメジロの数にまかせた領空侵犯への抗議だったのかもしれません。

ファインディング オトーチャン?!

2006-10-23 21:05:35 | ダイビング、水中写真

南勢こと南伊勢町でダイビングをして撮ってきた水中写真、今日は題して”得体のしれんサカナの幼魚、サラサエビに話かける”です。
カクレクマノミが子供を探して旅をするネズミー映画がありましたが、なんとなしにそれ風な感じなのです。

アテレコするのであれば、
得体のしれんサカナの幼魚:
「ワテのオトーチャン知りまへんかぁ?」
サラサエビ:
「シラン」「ワシモ」
とでもなりましょうか、何のヒネリもなくて恐縮です。

枠をもう少し下にふっていたら、さもありなんな雰囲気となっていたでしょうに、もったいないことをしてしまいました。(当然、カメラを構えていた時ボクにはサラサエビなんてまったく見えていなかったのでした)

水中の写真

2006-10-22 20:51:44 | ダイビング、水中写真

以前このあたりのエントリで陸上から撮る水中写真に取り組んでみました。このときはカメラをハウジングに入れてポートを水中につっこみながらファインダ(および僕の目)は空気中というスタイルで撮影しました。
今日はカメラが完全に裸でレンズが空気中にある状態で水面下のハゼ(ドロメかなんかでしょうか)を撮ってみました。さすがに空気と水中の光の透過率やら屈折やら赫赫云云ムニャムニャの加減でヘンな加減の写りとなってしまいました。

今日は隣町のやたらめったら眺めが良い海沿いの山に嫁ハンとお弁当を買って登って、その足で海辺の磯をぷらついてきたので、その時に撮影しました。
ダイビングで水中滞在している時はアイコンタクトやら身振り手振り、よくて文字による意志表示しかできませんが、磯プラツキでは”あぁでもない、こぉでもない”とベラベラしゃべりちらせるので新鮮な生き物観察が出来ました。
ヤドカリの引越しや、5秒に1回のジャンプを15分間続た異常に跳ねまくるボラの群れも目撃したりしてとても楽しかったです。

楽しすぎてまたもや浮かれ過ぎてしまう良い大人なのでした。

アニメじゃない!!

2006-10-21 23:12:41 | ダイビング、水中写真

そうです!それそれ、アミメハギなのです。
南勢こと南伊勢町でダイビングして撮ってきたのですが、何で今まで水中写真撮ってなかったんだろう?!と首をかしげてしまいたくなってしまいます。毎回見るたびにまた今度撮ればよい、といいた具合に考えてきた結果がマトモなアミメハギの写真がさっぱりない、という状況なのでしょう。

よくみると体表にアルファベットのNだかZだか(KにもXにもHにも見えます、人間の主観というか思い込みはタチ悪いです)書いてあるように見えます。こういう風ななガラのアミメハギがうまいこと並んだ写真を撮ることができたらさぞかしメッセージ性の強い写真が撮れることでしょう。

立派なイソハゼ

2006-10-20 20:49:32 | ダイビング、水中写真

やはり南勢こと南伊勢町でダイビングして撮った水中写真なわけなのですが、またかいな?!という感じのイソハゼです。なんといっても綺麗なモンですから。けっこうこういうのって撮れそうで撮れないと僕は勝手に思い込んでいます。

このイソハゼはよく見るちっこい系のものと違って、全長3cmをゆうに超すような立派なイソハゼでした。栄養状態も非常に良好な様子で胴回りがパツンパツン状態で顔の部分が細くなって浮いているような印象を受けました。

南伊勢町相賀浦の湾内、通称大池ではちっこい系が目立つような気がします。この写真の立派なイソハゼがいたのは外海のトドマリの鼻というところです。エサを含めた棲息環境が良いので大きく成長できたのか、それともただ単に湾内と違って潮通しが良いところに棲む大きくなる種類のイソハゼなのか?!相も変わらず、真相はサッパリなのです。

ゴクロウサマでした

2006-10-19 21:39:15 | 身の回りのこと
今日は休み設定でったので庭の小さな菜園をようやく片付けました。ここ最近の悩みのタネがやたらめったら成長したプチ(ミニ?)トマトの株だったのです。もう10月も下旬にかかろうとしているのに未だに実をつけ花をさかせ、これでもかっ!!と言わんばかりに枝をのばしているのです。
確かにこのトマトさんにはこの夏タイヘンお世話になったのですが、季節柄そろそろだと思いますし、とにかく枝があっちこっちでワヤクチャでどうしようもないので片付けてしまいました。

株を植えた時にはボールペンの芯といえば言いすぎですが、とにかくヒョロヒョロの茎で強風時に心配するぐらいだったのに、今日は抜くのに往生するほどのぶっとさで、木化しているような感じでした。しかも掘り返した根っこが根菜のように膨らんで芋化していて驚きました(どうせならそのエネルギーはトマトの実の方に回してほしかったです)。
本当に太陽のエネルギーの凄さを実感してしまいます。
しかし今日気づいたのですが、畑の土壌も意外にも肥沃なのです。ウチはゴミ処理機で乾燥させた生ゴミを肥料としてバシバシ埋めているのですが、どうもこのショリッキー効果がテキメンであったようです。

今シーズンのトマトはこれにて終了と相成りましたが、僕のお腹まわりについた贅肉として第二の人生というかトマト生をエンジョイしてもらいたいものです。

このコノハミドリガイ

2006-10-18 21:40:24 | ダイビング、水中写真

南勢こと南伊勢町でダイビングをして撮ってきた水中写真、今日はコノハミドリガイです。このコノハミドリガイも南勢ではポピュラーな生物で非常に多く目につきます。
何の加減かわかりませんが緑がとても濃いタイプと薄くて白っぽいようなものがいるように思えます。そして前者の方が大きいような気がします(以前、SEA&SEA社の水中フラッシュ、YS-60シリーズの直径と同じぐらいの長さのものを見たことがあるのですが、あまり信じてもらえません)。
陸の上はもうじき紅葉シーズンですがコノハミドリガイは文字通り年がら年中常緑広葉樹並みの緑っぽさなのでした。

THIS IS テレコン!!

2006-10-17 20:48:08 | ダイビング、水中写真

久し振りにカマしてみました。これぞ拡大バカの真骨頂レベルの水中写真といえましょう。標的はクロサギの幼魚か何かでしょう(ところでクロサギという鳥もいます、鳥と同音のサカナやなんてなかなかヘンな存在ですわ。)?!南勢こと南伊勢町でのダイビングではポピュラーな存在です。
普段は群れでスイスーイっと泳ぎ回っているのですが、この個体は泡をボコボコ吐きつつ接近する僕を見て、あまりの恐怖で足腰立たないような状態になってしまったのでしょうか??岩というか石の隙間で固まってしまいました。いつも”あれは撮れん”とあきらめていたのですが、よりによってな拡大写真を撮ることができました。かわいそうな話なのですが、おかげサマなのです。

それにしても向かって右側にあたる左目の写り具合なんてサイコーですわ。狙ってこれが出来たら本当に良いことなのですが‥。