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それは昨年のことでした。
神戸の甥っ子たちに手土産としてコクワガタを進呈したところ、思った以上に喜ばれたことがあったのです。
今年も彼らのために、恐怖(お化け、あるいはヤンキーへの‥)に打ち勝って夜の山野を駆け巡りました。その結果、それこそ3年ぶりにでっかいミヤマクワガタを捕獲することができたのです。立派です、すごく立派なドキドキするようなミヤマクワガタです。
正直、葛藤がありました。こんな立派などえらいミヤマさんを、もひとつクワガタ的価値をわかっとれへんクソガキどもに与えて良いモノか?!ショージキもったいない、やなんて本気で考えました。
しかし、今はそんな自分を恥ずかしく思います。
神戸で久しぶりにあった彼らにミヤマを渡したところ、”昨年もろたコクワまだ生きとる”といいよるんですわ。大事に飼ってくれてるようなんです(すくなくともぞんざいには扱っとれへんようです)。
夏に出てきたミヤマクワガタは越冬する事なく死んでしまうそうです。クワガタには本当に申し訳ない事ですが、やはり大事に扱ってもらえることを望みます。