ここ最近気温が上がりだしてからというものの、ウチの畑のバジル(イタリア語ではバジリコやそうです)が急成長を遂げました。瑞々しくておいしそうな葉っぱがいっぱいなのです。
これまでJOG家におけるバジルの食べ方は少量むしってきてトマトとモッアレラチーズとともにカプレーゼをつくってみたり、サラダに混ぜたりと大量消費とは程遠い使い方でした。
別に無理やり消費する必要もないのですが放っておいてナメクジやら虫に食べられたり、そのまま枯れてしまうのももったいない気がします(なんといっても貧乏性ですから)。
っというわけでバジルを大量消費できる上においしくて手間もそんなにかからない前々から密かに作ろう作ろうと思っていたバジルソースの調理をしてみました。
調理に際してバジルを摘んできました。自分で考えていたよりもたくさんの葉っぱがあって、こんだけ摘んできてもまだ葉っぱは残っています。また今度摘んでバジルソースをつくろうと思います。
調理方法は本当に簡単で、ニンニクと松の実とオリーブオイルとパルメザンチーズとバジルと塩をミキサーに入れてかき混ぜるだけなんですわ。一番手がかかるのはバジルの水洗いと水切りだったくらいに操作自体は簡単でした。
そしてあっという間に完成したバジルソースを茹でたてのスパゲッティーに絡めて食ってみました。
言うまでもないことなんですが、ウマイです、メチャクチャウマイです。なにこれこのスパゲレというぐらい鮮烈なバジリコ風味が口の中を突き抜けてゆくのです。
”シンプルなヤツほど強い”という言葉がありますが当然バジルソースにもあてはまるようです。
旬の食材の痛快なまでの爽やかな鮮烈さに僕のベロと胃袋は見事にK.O.されてしましました。同時にお日様が高いうちから摂取したアルコールの補助効果で”生きてゆく幸せってこれやわなぁー”とすら感じてニヤニヤしてしまいました。とにかく元気になってしまうソースなのです!!(そしていつものようにバジルがこんなにウマイんやからそこらへんの雑草をとってきてミキサーにかけてもおいしく食べられないものか??と酔想してしまうのでした)
残りは冷凍保存にまわしました。今後いろんな料理に使えそうです、イカやら白身魚なんかにもあいそうで楽しみです。しかし、冷凍→解凍を踏むことによって今回の味わいからしたら少し劣ったものになることは否めないでしょう。
まぁ、バジルの葉っぱはまだあるので近いうちにまた作ることにしましょう。そして来年はもっと植える株数を増やそうと思います。
ところでこのバジルソースの本場はイタリアのジェノバだそうです。
僕はジェノバには行ったことがありません、せいぜい母を訪ねて三千里のマルコがアルゼンチンへ向かって出港した港町だとかサッカーの三浦選手が一時期所属していたチームがあるぐらいの知識しかありません。
しかしいっぺん行ってみてホンマモンを食ってみたいと思ってしまうような味わいなのでした。