柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、とうとう第20夜を迎えます。われながらなかなか凄い、凄い、パチパチパチ。
というわけで第20夜は”見返り美人を気取るよくわからない小さな魚”です。
クルーンっと尻尾を丸めたこの体勢でもって、フーラフラ漂いつつ遊泳するような行動でした。
この魚にしたら、カメラを構えてひっきりなしに泡をボコボコ吐く生物を危険物として認識して(びびって我をうしなっているかもしれんですが)、とにかく防御としてのこの行動だと思うのです。
多分、波間を漂う何かに自分をみせかけようという意図を持った擬態の意味を持つ行動じゃないか、と感じました。ただ、その”漂う何か”が何なのか、人間の僕の眼からしたらまったくよくわからず、魚の意図をまるでくみ取れないのです。
ただのゴミというか海藻の切れ端とかそんなんかもしれないのですが、この写真のように必死に体をひん曲げて熱演しているのが、ただのゴミってゆうのもどうなんかなぁ、と思ってしまいます。
ここは、この魚ハンの名誉にかけて、人間と魚では見える光の波長領域も異なってくるのでしょうから、”魚の眼からしたら、どう考えても「あれ」にしか見えへんがな、な「あれ」が人間の眼から見たらまったくわけがわからないだけ”である、と解釈しておこうと思います。
ところで明日、急遽アズリ浜に入ることになりました。今度こそダンゴをキめてきます(ひょっとしたらもおおれへんかもしれませんが‥‥)。