17年の県内の交通事故死者数177人で全国2位,増加数は全国1
17年の日本全体の交通事故の死者数は3694人で、統計が残る1948年以降最少になった。最悪だった70年の5分の1近くの減少ぶりである。
ところが、県警の発表によると、県内の死者数は177人で16年から26人(17.2%)も増加しており、08年以来の全国ワースト2位(愛知県の200人に次ぐ)になった。増加は全国1位を記録した。
夜間に高齢の歩行者が犠牲になる事故が多発したのが目立った。65歳以上が95人で53.7%、40歳代が20人、20歳代が19人。
歩行中が69人(昨年比14人増)、自転車が前年と同じ33人。発生場所では交差点内や交差点付近が95件と半数以上を占め、うち37人が歩行者だった。原因のほとんどは車の運転手が前方不注意などで、歩行者を発見するのが遅れるなどしたためだった。
時間帯は午後4~10時が65件。夜間の事故による死者が110人(昨年比35人増)で6割以上を占めた。
一方、人身事故は2万6277件(前年比1539件減)で1986年以降、負傷者は3万2019人(同2193人減)で85年以降で最少で、いずれも7年連続の減少となった。
18年の県内交通事故の死者数は、175人(前年比2人減)で、愛知(189人)、千葉(186人)に次ぎ全国ワースト3位になった。年齢層別では、65歳以上が83人(同12人減)と最多で全体の約半数の47.4%。歩行者が65人(同5人減)と最多だった。前年と比べて増加が目立ったのは自転車の50人(同18人増)だった。
人身事故は2万4127件(前年比2149件減)で、負傷者数は2万9089人(同2933人減)で、いずれも8年連続で減少した。
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