源氏物語和歌 賢木 花散里
賢木133 六条御息所 神垣は験の杉も無きものをいかにまがへて折れる榊ぞかみがきはしるしの...

源氏物語和歌 須磨
170 源氏 鳥辺山燃えし煙も紛ふかと海士の塩焼く恨みにぞ行く とりへやまもえしけふりも...

源氏物語和歌 明石 澪標
明石 218 紫上 浦風や如何に吹くらむ思ひやる袖うち濡らし波間なき頃 うらかせやいかにふ...
源氏物語和歌 蓬生 絵合 松風 薄雲
蓬生 265 末摘花 たゆまじき筋を頼みし玉鬘思ひの他に掛け離れぬる たゆましきすちをたの...
源氏物語和歌 玉鬘 初音 胡蝶 蛍
玉鬘 338 少弐姉 船人も誰を恋ふかと大島のうら悲しげに声の聞こゆる ふなひともたれをこ...
源氏物語和歌 篝火 野分 行幸 藤袴 真木柱
篝火 384 源氏 篝火に立ち添ふ恋の煙こそ世には絶えせぬ焔なりけれ かかりひにたちそふこ...

源氏物語和歌 梅枝 藤裏葉
梅枝428 朝顔斎院 花の香は散りにし枝に止まらねど移らむ袖に浅く染まめや はなのかはち...
源氏物語 若菜
若菜上秋好中宮 挿しながら昔を今に伝ふれば玉の小櫛ぞ神さびにける さしなからむかしをい...
源氏物語 柏木 横笛 鈴虫 夕霧
柏木柏木 今はとて燃えむ煙もむすぼほれ絶えぬ思ひのなほや残らむ いまはとてもえむけふりも...
源氏物語 御法、幻、匂宮
御法紫上 惜しからぬこの身ながらも限りとて薪尽きなむ事の悲しさをしからぬこのみなからもかきりとてたききつきなむことのかなしさ 明石上 薪樵る思ひは今日を始めにてこの世に願ふ法ぞ春...