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新古今和歌集の部屋

雑歌中 西行 定家十体 面白体 風早公長筆色紙コレクション



面白躰

 山里にうき世

  いとはむ友もがな

   くやしく過し

    昔かたらむ

 
 
 
新古今和歌集巻第六 雑歌中 題しらず
山里に憂き世いとはむ友もがな悔しく過ぎし昔かたらむ
 
よみ:やまざとにうきよいとはむとももがなくやしくすぎしむかしかたらむ 定隆雅(ー隆雅) 隠
 
意味:山里に共に俗世間を疎ましく思う友が居てくれたらいいのになあ。そうすれば悔しい思いで過ごした昔を語りあいたいのに。

備考:定家十体で面白様の例歌。参考 夢かとも何か思はむ憂き世をばそむかざりけむほどぞくやしき(新古今和歌集雑歌下 惟喬親王) わがごとく世をそむくらむ人もがな憂き言の葉に二人かからむ(行尊大僧正集)。




風早前宰相公長卿
風早公長(きんなが)
風早(かざはや)家は、藤原北家閑院流姉小路支流の公家である。江戸時代前期の権大納言姉小路公景の次男・権中納言実種を祖とする。実種は茶を千宗旦に習い、以降風早家の代々の当主は宮中に茶道をもって奉仕した。別に歴代の当主は香道も能くし、香道風早流の家元でもあった。
風早公長(1665-1723)は、父権中納言風早実種。
1669 従五位下
1706 正三位
1711-1717 参議 ★
1719 従二位
 
令和3年10月11日 點零弐參/3枚
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