新古今和歌集の部屋

昔男時世妝 蔵書

浮世草子
昔男時世妝(むかしおとこいまようすがた)



春日野 初冠

初段
かすが野の若紫のすり衣しのぶのみだれ限り知られず


芥川

六段
白玉かなにとぞ人の問ひし時露と答へて消えなましものを


東下り

九段
時知らぬ山は富士の嶺いつとてか鹿の子まだらに雪の降るらむ


武蔵野

十二段
武蔵野はけふはな焼きそ若草のつまもこもれり我もこもれり


桑子

十四段
中/\に恋に死なずは桑子にぞなるべかりける玉の緒ばかり

夜も明けばきつにはめなでくたかけのまだきに鳴きてせなをやりつる

栗原のあねはの松の人ならば都につとにいざといはましを


年にまれなる人

十七段
あだなりと名にこそたてれ桜花年にまれなる人も待ちけり

けふ来ずは明日は雪とぞ降りなまし消えずはありと花も見ましや


享保十六辛亥陽節朔旦 作者 也来

作者:三宅也来

序作年:1736年

コメント一覧

jikan314
Re:昔男時世妝
乱鳥様
又、興味深い本を入手しましたが、実は表紙が有りません。紙もボロボロで虫食いだらけです。
幸いにも日本古典文学全集にあるとの事なので、不明な文字に悩む事も無いので、安心です。(笑)
これから図書館で読みに行きます。興味の有る場所は又アップしますが、とりあえず挿絵を。
又、御覧頂ければ幸です。
拙句
寒さにも走って行くと脂肪へり
(脂肪以上に血糖値を下げないと。。。)
Rancho
昔男時世妝
昔男時世妝ですか^^
これ、好きです。(欲しいです。)
全部読みたい衝動に駆られています。

興味深い和本を多くお持ちで羨ましいです。
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