昔男時世妝(むかしおとこいまようすがた)
春日野 初冠
初段
かすが野の若紫のすり衣しのぶのみだれ限り知られず
芥川
六段
白玉かなにとぞ人の問ひし時露と答へて消えなましものを
東下り
九段
時知らぬ山は富士の嶺いつとてか鹿の子まだらに雪の降るらむ
武蔵野
十二段
武蔵野はけふはな焼きそ若草のつまもこもれり我もこもれり
桑子
十四段
中/\に恋に死なずは桑子にぞなるべかりける玉の緒ばかり
夜も明けばきつにはめなでくたかけのまだきに鳴きてせなをやりつる
栗原のあねはの松の人ならば都につとにいざといはましを
年にまれなる人
十七段
あだなりと名にこそたてれ桜花年にまれなる人も待ちけり
けふ来ずは明日は雪とぞ降りなまし消えずはありと花も見ましや
享保十六辛亥陽節朔旦 作者 也来
作者:三宅也来
序作年:1736年
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jikan314
Rancho
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