新古今和歌集の部屋

春歌上 雪の夕暮 折れ帳1 筆者不明コレクション

駒とめて袖

 うち払ふ陰も
      なし
 さ野ヽわたりの

     雪のゆふ
        暮


新古今和歌集 巻第六冬歌

 百首歌奉りしとき   藤原定家朝臣
駒とめて袖うち払ふかげもなし佐野のわたりの雪のゆふぐれ

読み:こまとめてそでうちはらふかげもなしさののわたりのゆきのゆふぐれ

備考:佐野は奈良県桜井市。 本歌 万葉集 巻三 長忌寸奧麻呂 苦しくも降りくる雨か 三輪が崎佐野の渡りに家もあらなくに 正治二年後鳥羽院初度百首

平成27年12月13日 點八九/十四枚

コメント一覧

jikan314
Re:こんにちは!
sakura様
コメント有難うございます。
実はこの色紙ネギ一本より安く手に入れました。こんなに綺麗なのにとは思いましたが。
他にも数枚同時に入手し、お茶をする姉にプレゼントしました。もちろん売ればうん千円とふっかけましたが。(笑)

この挿し絵は、蔵書虫干しの際見つけました。挿し絵や絵巻、銅像の有る平家物語と違って新古今和歌集は、絵が少ないです。

梅のにほひのきょうは、良い月夜です。春宵一刻価千金。この風景を定家も見たんだなあと思いながら、今日も一献傾けます。
(^_^)/□☆□\(^_^)
春觴一献価50円
sakura
こんにちは!
この和歌は高校の古文の教科書にも載っていました。
意味がわかりやすく、すぐ情景を思い浮かべることができる歌ですが、
このように挿絵があるのも楽しいですね。

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