新古今和歌集の部屋

離別歌 西行東方夕月 難波宗尚筆

新古今和歌集 巻第九離別歌

陸奧へ罷りける人に餞し侍りけるに  西行法師




難波中将宗尚 従三位

君いなは月

 まつとても

   なかめやらん

 あつまの
     かたの

  夕くれの空


読み:きみいなばつきまつとてもながめやらむあずまのかたのゆうぐれのそら 隠

歌:君いなば月待つとてもながめやらむ東のかたの夕暮の空

意味:貴方が東北へ旅立っていなくなったら、月の出を待つといって貴方のいる東の夕暮の空を眺めて貴方を思います。

備考:十代抄、九代集抄 九代抄



筆者:難波宗尚(寛文8年(1668年)-元禄12年(1699年)。飛鳥井雅章の末子、宗量の養嗣子。初名は雅広。従三位。

平成27年7月5日點伍

コメント一覧

jikan314
御来室有難う御座います
sakura様
御来室有難う御座います。
新古今の注釈書は、古本屋などで少しずつ揃えています。
特に西行が好きなので、色紙が西行と分かれば、購入に努めていますが、何が書いてあるかを先ずは、読む勉強と思っています。古書店は、ただの汚い紙として、某の貴族が書いたものとして販売してますが、何が書いてあるかを知りませんので。これも元は金泥の上に書かれてましたが、余程床の間に飾ってあったので、日焼けしたのでは?と思っています。
勉強代は、平均1枚ワンコイン。この前の西行色紙もまさか新古今の秋の夕暮、所謂茶人が好んだ三夕の和歌だとは思って居なかったらしく、安く買えました。
筆者不明だと、もしかするとお宝?と欲の皮を突っ張りながら、酒の肴にしております。
又、お時間がございましたら、御来室願います。
拙句
草の庵松の戸停まるとんぼかな
sakura
こんにちは!
http://blog.goo.ne.jp/mitsue172
足跡は残していませんが、これまでも度々訪問させていただいていました。

和歌に囲まれたなんと優雅なお部屋なのでしょう。
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