新古今和歌集の部屋

秋歌上 西行鴫立つ澤 中御門資熙筆

新古今和歌集巻第四 秋歌上

題しらず

   中御門権大納言資熙卿

    西行法師

こヽろなき身にも

 あはれは 知られ
          けり
 鴫たつさはの

   秋の夕くれ

 


読み:こころなきみにもあわれはしられけりしぎたつさわのあきのゆうぐれ 隠

歌:心なき身にもあはれは知られけりしぎたつ沢の秋の夕ぐれ

意味;風流を解しない私にもあわれを感じることが出きる。鴫が突然羽音を立てて飛び去った沢の夕暮をみると。

備考:三夕

美濃、常縁原撰本新古今和歌集聞書、新古今和歌集抜抄(松平文庫本)、新古今抜書抄、聞書連歌 西尾図書館岩瀬文庫、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)

筆者:中御門資熙。宣順男。権大納言正二位。宝永4年(1707)歿

平成27年7月5日壱

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