新古今和歌集の部屋

秋歌下 宇治の川霧

第五 秋歌下

 

堀河院御時百首歌奉りけるに霧をよめる 權大納言公實

 

ふもとをば

 

   宇治の川霧たち籠めて

 

雲居に見ゆる

 

       朝日山かな

 


読み:ふもとをばうじのかわぎりたちこめてくもいにみゆるあさひやまかな 隠

意訳:麓を宇治の川霧が立ちこめて、隠しているので、雲の上に浮かんでいる樣に見える朝日に映えている朝日山だなあ

作者:藤原公実ふじわらのきんざね1053~1107実季の子。正二位権大納言春宮大夫。

備考:老若五十首歌合。本歌 拾遺和歌集 秋 清原深養父 河霧の麓をこめて立ぬれば空にぞ秋の山は見えける。堀河院百首。歌枕名寄

宇治の朝日山と宇治川

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