有吉 保 著
新古今和歌集の研究
基礎と構成
三省堂
著者:有吉 保
初版:昭和43年4月20日
発行: 三省堂
参考
有吉 保 1927年8月1日〜2019年4月11日 日本大学名誉教授。
目次
序
序論
第一編 新古今集の歌壇史的考察
第一章 建久期の歌壇と新古今集
I 建久前期の歌壇ー六百番歌合をめぐってー
II 建久後期の歌壇ー守覚法親王家五十首・御室撰歌合をめぐって
第二章 正治・建仁期の歌壇と新古今集
I 後鳥羽院初期歌壇の形成ー正治初度百首を中心にー
II 老若五十首歌合ー特に新古今集撰者飛鳥井雅経との関連を中心としてー
Ⅲ 建仁元年三月二十九日新宮撰歌合
第三章 新古今集撰修期の歌壇
I 建仁元年八月十五夜撰歌合
II 建仁元年仙洞句題五十首
Ⅲ 水無瀬殿恋十五首歌合・若宮撰歌合・桜宮十五番歌合
一 水無瀬殿恋十五首歌合(諸本・校異)
二 若宮撰歌合・桜宮十五番歌合
三 水無瀬殿十五番歌合・若宮撰歌合・桜宮歌合、三歌合の関係
四 新古今和歌集との関係
Ⅳ 千五百番歌合と新古今和歌集
Ⅴ 元久元年春日社歌合ー特に新古今集の部類過程の考察
Ⅵ 北野社歌合
第四章 新古今集竟宴後の歌壇と新古今集
I 元久詩歌合の一考察ー特に新古今和歌集撰修との関連について
II 卿相侍臣歌合
Ⅲ 最勝四天王院障子和歌
一 八代集中の屏風歌・障子歌の入集状況
二 成立
三 障子絵採用歌と新古今集との関係
四 後鳥羽院御口伝との関係
第二編 八代集の展開と新古今集の構成
第一章 四季部の構成と特質
I 春部
一 春雪
二 春の月(1)
三 春の月(2)
四 芦・春曙
五 雁
六 柳
II 夏部
一 夏草
二 夕立
Ⅲ 秋部
一 萩
二 秋の夕暮
三 稲妻
四 紅葉
Ⅵ 冬部
一 落葉
二 冬月
三 千鳥
四 冬雪
第二章 賀部の構成と特質
第三章 哀傷部の構成と特質
第四章 離別部の構成と特質
第五章 羈旅部の構成と特質
来六章 恋部の構成と特質
I 恋一(九百九〇 ー 一〇八〇)
II 恋二(一〇八一 ー 一一四八)
Ⅲ 恋三(一一四九 ー 一二三三)
Ⅵ 恋四(一二三四 ー 一三三五)
Ⅴ 恋五(一三三六 ー 一四三四)
第七章 雑部の構成と特質
I 雑上(一四三五 ー 一五八五)
II 雑中(一五八六 ー 一六八七)
Ⅲ 雑下(一六八八 ー 一八五一)
第八章 神祇・釈教部の構成と特質
I 神祇部(一八五二 ー 一九一六)
II 釈教部(一九一七 ー 一九七九)
附
一 新古今和歌集の資料と撰者
I 新古今集の撰者注記をめぐって
II 新古今集の資料
Ⅲ 新古今集歌入集資料
二 新古今時代和歌関係年表
所収論文一覧
索引
あとがき