いひたえばさこそは
たえめなにかその
みはらのいけを
つゝみしも
せむ
ナレーション
それから、許す、許さない、別れる、別れないと文のやり取りが繰り返され、
(光る君へ紀行)
夫婦喧嘩で腹を立てている夫へ、絶交すると言うのならそれも良いでしょう?と答える歌
紫式部集
今は物も聞こえじと腹立ちたれば、笑ひて、かへし
言ひ絶えばさこそは絶えめ何かそのみはらの池をつつみしもせん
備考:本歌 氷りするみはらの池の池堤おほはぬ箱の鏡とぞ思ふ(好忠集)。みはらの池 みはらの池には諸説あり、摂津、武蔵など。原池(枕草子)の美称と言うのもある。
枕草子 池は はらの池は、「玉藻な刈りそ」といひたるも、をかしうおぼゆ。