恋歌三
1233 藤原定家朝臣母
頼め置かむたださばかりを契にてうき世の中の夢になしてよ
1233d 賀茂重政
頼めてもはるけかるべし帰る山幾えの雲の下に待つらむ
巻第十三 了
恋歌四
1320 藤原定家朝臣
1320d 右大将道綱母(いや書但本ノマゝ) 1242重複
吹く風につけてもとはむささがにの通ひし道は空にたゆとも
1321 寂蓮法師
1333 藤原雅経
1333d 惟明親王 此歌ハ前ノ十二巻ニ載ルナリいや書ト云々 1134重複
逢ふことのむなしき空の浮雲は身を知る雨のたよりなりけり
1334 皇太后宮大夫俊成女
1335 皇太后宮大夫俊成女
1335d (右衛門督通具)1135重複
わが恋は逢ふをかぎりのたのみだに行方も知らぬ空の浮雲
恋歌五
1419 藤原元真
1420 天暦御歌
1420d 清原元輔 詞花集255
うきながらさすがに物のかなしきはいまはかぎりとおもふなりけり
1421 謙徳公
雑歌上
1470 西行法師
1470d (皇太后宮大夫俊成)1388重複
あはれなりうたたねにのみ見し夢の長き思にむすぼほれなむ
1471 安法法師
1474 加賀左衛門
1474a 凡河内躬恒 被出了
都にて春をだにやはすぐしえぬいづちか鴈の鳴きて行くらむ
1475 法印幸清
1478 八条前太政大臣
1478d 藤原実方
八重ながら色もかはらぬ山吹のなど九重に咲かずなりけり
1479 かへし 円融院御歌
1524 猷円法師
1524d 後朱雀院中宮宣旨
有明の月待つほどにありやとてうはの空にも出にけるかな
1525 花山院御歌
1567 曾禰好忠
1567d 能因法師
かくしつつふけゆく秋と老ぬればしかすがにこそかなしかりけれは
1568 安法法師
1585 慈覚大師
1585d よみ人知らず
とほくなり近くなるみの濱千鳥鳴ねにしほの満干をぞしる
巻第十六了
雑歌中
1351b 源重之
1603 藤原秀能
1603a 貫之 入拾遺之由権中納言源朝臣申之
幾世へし磯辺の松ぞ昔より立ち寄る波の数は知らむ
1604 女御徽子女王
1605 後冷泉院御歌
雑歌下
1761 藤原雅経
1761d (雅経)
おほかたにをきあへぬ霜のいくよしもあらじ我が身の袖の秋風
1762 皇太后宮大夫俊成女
1782 前大僧正慈円
1783 太上天皇 切出歌
おほぞらにちぎるおもひの年も経ぬ月日もうけよ行末の空
1784 承仁法親王
1800 中務卿具平親王
1801 大中臣能宣朝臣 被出了
みづぐきの中にのこれるたきの声いとしも寒き秋の声かな
1802 小野小町
1845 皇太后宮大夫俊成
1845a 西行法師
ねがはくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ
1846 皇太后宮大夫俊成
神祇歌
1913 藤原道経
1914 津守有基 被出了
すみよしと思ひし宿は荒れにけり神のしるしをまつとせし間に
1915 大中臣能宣朝臣
釈教歌
1964 寂然法師
1964d 寂然法師
みな人の月よ花よとながむれどただいつはりのたねとこそなれ
1965 寂然法師
1975b 伊勢大輔
1975a 肥後 被出了
教へおきて入りにし月のなかりせば西に心をいかでかけまし
1976 待賢門院堀河
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