新古今和歌集の部屋

恋歌五 生駒山歌碑


新古今和歌集 巻第十五恋歌五

  よみ人知らず

 君があたり
見つゝを居らむ
   生駒山

雲なかくしそ
雨は降るとも


読み:きみがあたりみつつをおらむいこまやまくもなかくしそあめはふるとも

意味:あの人がいる大和の国の方をみていたいので、生駒山を雲で隠さないでください。例え雨が降ったとしても。

万葉集 第巻十二 3032

寄物陳思 君之當 見乍母将居 伊駒山 雲莫蒙 雨者雖零

君があたり見つつも居らむ生駒山雲なたなびき雨は降るとも

写真:生駒市
学研北生駒駅四季の森公園
生駒山麓公園万葉の道

コメント一覧

jikan314
Re一ヶ所には無く
sakura様
重衡直筆とは社宝ですね。戦場に向かう武士として、何か生きていた証しを残したいと忠度と同じく思ったのでは?
お寺に確認するとは、さすがsakura様。戦国の世に残って行くのはやはり至難と言うことですね。

生駒市の万葉歌碑は、六ヶ所バラバラに有るのですが、山麓公園には、六ヶ所の歌をまとめて1枚目の写真のように紹介しております。
山麓公園は駅から2kmの山道なので、結構いい運動になりました。
私はあくまで、伊勢物語の歌としてですが、世間では万葉集の歌として歌碑を建立しています。伊勢物語は人気が無いので、見たことが有るのは御殿山と竜田川だけです。
今度、ちはやふるの映画が上映されますが、それで伊勢物語が注目される?と思っております。
拙句
ものヽふの心に残しもみぢかな
sakura
こんにちは!
生駒にはこんな公園があるのですね。

ネットで検索してみると、四季の森公園には生駒山を詠んだ
6基の万葉歌碑(揮亳:犬養孝氏)や万葉集にちなんだ木や
草花が植えられているそうですが、
自然豊かな公園を借景に取り込んだ歌碑は見応がありそうです。
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