後鳥羽院御集
月すめば
露を霜かと
みやぎ野ゝ
こはぎが原は
なほ秋の風
建仁元年八月十五夜撰歌合
三十六番 野月露涼 左勝 女房(後鳥羽院)
月すめば露を霜かとみやぎのゝこ萩が原は猶あきのかぜ
右やどりかねたるは、春影供歌合の中に湖上霧の歌に
侍りしにや。宮城野の秋風いとおもしろく聞ゆとて、
以左為勝。
題 (月十題)
月多秋友 月前松風 月下擣衣 海邊秋月
湖上月明 古寺殘月 深山暁月 野月露涼
田家見月 河月
作者 (25人)
左
女房(後鳥羽院)
左大臣正二位藤原朝臣(良経)
沙彌釋阿(俊成)
俊成卿女
宮内卿
越前
丹後
散位正四位下藤原朝臣有家
沙彌寂蓮
從五位下行右馬助臣源朝臣家長
散位從五位下臣鴨県主長明
正六位上行左兵衛尉臣藤原朝臣秀能
右
内大臣正二位兼行右近衛大將皇太子傳源朝臣(通親)
前權僧正慈圓
正二位行權大納言臣藤原朝臣忠良
參議正三位左近衛權中將越前權守臣藤原朝臣公經
小侍從
讃岐
散位正四位下臣藤原朝臣隆信
正四位下行左近衛權少將兼安藝權介臣藤原朝臣定家
正四位下行左近衛權中將臣源朝臣通具
散位正四位下臣藤原朝臣保秀
從五位上守左近衛權少將臣藤原雅經
從五位下守左兵衛佐臣源朝臣具親
從五位上行隼人正臣大江朝臣公景
讀師
講師
判者 沙彌釋阿
仙台市宮城野区榴岡4丁目12 宮城野通南側歩道内