兼載雑談一、 清見がたかねのひゞきも渚うつ波の關戸につきぞ明け行く 家隆此の歌の時は、きよみがたに寺もあるか。然らば當時きよみ寺のなきといふ説不可用。應安式目にも清見寺水邊とあり。※清見がたかねのひゞきも建保名所百首かねのこゑさへかねのこゑだにの二種ある。