宜秋門院丹後なにとなく 蘚の きけば涙ぞ 袂 にかよふ こぼれ 松 ける右 かぜ新古今集和歌集巻第十八 雑歌下 春日の社の歌合に松風といふことを 宜秋門院丹後なにとなく聞けば涙ぞこぼれぬる苔の袂にかよふ松風読み:なにとなくきけばなみだぞこぼれぬるこけのたもとにかようまつかぜ宜秋門院丹後源頼行女。源頼政の姪、讃岐の従姉妹。建永二年まで生存。備考:元久元年十一月 春日社歌合平成31年4月19日 壱/4枚