明月記 建永二年 四月 二十八日。天晴る。午終に颷。早旦、京に出づ。ー略ー。 小御所に於て撰歌を御覧ず(予、今夜之を進む)。御合点あり(清範御前に候す)。又新古今を召し出して御覧ず。殆ど暁鐘に及ぶ。小男退出せしむ。予、名謁を待つの後に退出す。ー略ー。