新古今和歌集の部屋

春歌上 和漢朗詠集16 春興2 筆者不明巻子本コレクション


花 下 忘 歸 因

美 景 樽 前 勧

酔 是 春 風

もゝ
  敷の  さくら
       かざし
 大宮       て
   人は   けふも

いとま      くら
  あれや    しつ


  春興
     白居易
花の下に帰らむことを忘るるは美景に因ってなり
樽の前に酔ひを勧むるは是れ春の風

新古今和歌集巻第二 春歌上
 題しらず     山部赤人
ももしきの大宮人はいとまあれ櫻かざして今日もくらしつ
ももしきのおほみやひとはいとまあれやさくらかざしてけふもくらしつ
万葉集巻第十 1883
春雑歌
 野に遊ぶ    読人不知
百礒城之 大宮人者 暇有也 梅乎挿頭而 此間集有


約640×31cm

平成30年12月25日 參點壱
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