新古今和歌集の部屋

夏歌 西行 夕立 コンクール出品作品コレクション

 
   よられつる
   野もせの草
      の
 
かげろひてすずしく
 くもる夕立のそら


新古今和歌集巻第二 夏歌
 題知らず        西行法師
よられつる野もせの草のかげろひてすずしく曇る夕立の空
 
よみ:よられつるのもせのくさのかげろいてすずしくくもるゆうだちのそら 定隆雅 隠
 
意味:暑さでヨレヨレになった野原いっぱいの草が陰って、涼しく曇る模様で、もう少しで夕立となる空だな
 
備考:涼しく曇るは、詠歌一体で制詞となった。
 
読売書法展出品作品
東京 I.T
 
令和3年2月26日 壱

コメント一覧

kunorikunori
ありがとうございます。
おそれいります。

近衛政家さんは、漢方にも詳しいようで、柴胡とか、蘇生とか、他にも名前が出てきます。
それが和漢会(勉強会)か、と想像しています。

豆まきのさやが現れカラス来る

本日 なごり雪のようです。
jikan314
@kunorikunori 政家が、近衛家に伝わる古文書を洛外に隠したお陰で、今の多くの国宝が残っております。「前の戦争(応仁の乱)」と言う京都ギャグを子孫は申しておりましたが。
戦をしていたのは、武士で、公卿は逃げるだけでしたし、東山では義政は、我関せずで能を興じていたとか。
おおよそ意味が通じて来たので、読み下して現代語に訳しましょう。時間はかかりますが。
拙句
花は散りおもひ残りて散歩道
kunorikunori
蹴鞠に連歌に…忙しそうです。
それにお風呂も好きだったようです。
私が読んだのは、下巻だったので、上巻の時には応仁の乱のさなかであったかもしれません。
jikan314
政家は、近江八景和歌の作者候補の一人ですので、宗祇も文化人として、集まって来たのでしょう。
しかし、応仁の乱の渦中の公卿ですので、そんな余裕は無かった?とは思います。
kunorikunori
Jikansama

近衛政家のお宅に月に一度は必ず「宗祇」がやって来ておりました。後法興院記にありました。
kunorikunori
Jikan様にお願いがございます。
これからアップします記事の、九里の部分を訳していただきたく…進圓座…の部分です。

どうかよろしくお願いいたします。
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