新古今和歌集の部屋

文屋康秀 画家不明六歌仙絵掛軸コレクション



 
         あらし
           と
  吹からに
    野邊の
     くさ木の
いふ   しほるれば
  らむ   むべ山風を
     落款
 

 
古今和歌集
仮名序(二条家相伝本)
ふんやのやすひでは、ことばはたくみにて、そのさま身におはず。いはば、あき人の、よききぬきたらむがごとし。吹からにのべの草木のしほるればむべ山かぜをあらしといふらむ
 
秋歌下
 是貞のみこの家の歌合の歌
             文屋康秀
吹くからにの草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ
 
平安時代前期の歌人。六歌仙の一人。宗于の子。文琳とも呼ばれた。縫殿介 (従六位上相当) 。小野小町と交渉があったといわれる。仁明天皇の一周忌の歌や清和天皇妃高子に奉った歌などがある。『惟貞親王歌合』の作者ともいわれるが,これはその子朝康と混同されたのかともいう。『古今集』『後撰集』に6首入集。
 
百人一首の「秋」と「野辺」の違いにより、六歌仙絵と判断した。
 
 
落款
   不明
 





むへ山


令和3年3月9日 肆

コメント一覧

jikan314
@zaqxsw-1941 拙句
花一輪見付けて嬉し帰り道
jikan314
@zaqxsw-1941 zaqxsw-1941様
コメント嬉しいです。
最初、新古今和歌集の古文書を入手して、「読めたらカッコいいなあ」と言う事で、独学で勉強しておりますが、クロスワード型の読解なので、不明の字も多いですし、濁点が無いものは四苦八苦です。
メリットは、このような美術品も、売り手は読めないので、まさか百人一首とは思っていません。安く買える秘訣です。
又ご覧頂ければ幸いです。
zaqxsw-1941
このような 古文を勉強されることに敬意を表します。
理解ができますと楽しいでしょうね。
いつも あなた様のブログ拝見しています。
またコメントありがとうございました。
zaqxsw-1941
このような 古文を勉強されることに敬意を表します。
理解ができますと楽しいでしょうね。
いつも あなた様のブログ拝見しています。
またコメントありがとうございました。
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