新古今和歌集の部屋

雑歌上 神代の月影 筆者不明屏風コレクション四

新古今和歌集巻第十六 雜歌上

春日社歌合に曉月のこころを    攝政太政大臣


天の戸を

  おし明方

  のくもまより

神代の月の

かげぞのこれる



読み:あまのとをおしあけがたのくもまよりかみよのつきのかげぞのこれる 隠

意味:天照大神が天の岩戸を押し開けて再び世界が明るくなり、春日社の天児屋根命が祝詞を奏した時のような明け方の空の間からその神代のままの有明の月の光が残っています。

作者:藤原良経ふじわらのよしつね1169~1206関白九条兼実の子。後京極殿と呼ばれた。新古今和歌集に関与。

備考:春日社歌合

 

平成27年5月16日十點貮/十六

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