新古今和歌集の部屋

春歌上 春日野の淡雪


新古今和歌集 巻第一春歌上

 堀河院御時百首奉りけるに残りの雪の心をよみ侍りける
             権中納言国信

春日

 野の
  下萌えわたる
      草のうへに
  つれなく
    見ゆる
     春の
       あわ雪



読み:かすがののしたもえわたるくさのうへにつれなくみゆるはるのあわゆき

意味:春日野の、(春になって)萌え渡る草の上に、無情にも春の淡雪が降っています。貴方も私の燃えるような恋心にこの雪のようにつれなくしていますよ。

作者:源国信みなもとのくにのぶ1069~1111顕房の子。正二位権中納言。

備考:歌枕 春日野 時代不同歌合、八代集抄、歌枕名寄、定家十体、新古今注、 新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫) 、新古今集聞書(牧野文庫本)

春日山

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