ねがはくは 花のしたにて 春死なむ そのきさらきの もちつきのころ 新古今和歌集巻第十八 雑歌下だいしらず 西行法師ねがはくは花のもとにて春死なむそ如月の望月のころ 読み:ねがはくははなのもとにてはるしなむそのきさらぎのもちづきのころ 意味:願いが叶うなら桜が咲く木の下の春に死にたいものだ。その2月の満月の頃、調度釈迦が涅槃に入った日に。 備考:切出歌。新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫) 大阪府河南町弘川寺 西行墳