年も經ぬ祈る
ちぎりは泊瀬山
おのへの
鐘の
よその
夕暮
新古今和歌集巻第十二 恋歌二
(摂政太政大臣)家に歌合し侍りけるに祈恋といへる心を
藤原定家朝臣
年もへぬ祈る契りは初瀬山をのへの鐘のよその夕暮
年もへぬ祈る契りは初瀬山をのへの鐘のよその夕暮
よみ:としもへぬいのるちぎりははつせやまおのえのかねのよそのゆうぐれ
備考:
六百番歌合。定家卿百番自歌合。果つと初瀬の懸詞。
本歌:憂かりける人を初瀬の山颪よはげしかれとは祈らぬものを(千載集 源俊頼)
白川正二位雅喬王
白川雅喬
神祇伯。雅陳の子。非参議正二位を務める。通村流の書に優れた。元禄元年(1688)歿、69才。
白川雅喬王 1621-1688
裏張紙は、武田軍記
紀伊國屋吉右衛門〈大坂〉 享保五年
令和元年11月6日 弐點參/4枚
紀伊國屋吉右衛門〈大坂〉 享保五年
令和元年11月6日 弐點參/4枚