新古今和歌集 巻第二春歌下 花見侍りける人にさそはれてよみ侍りける 康資王母 山ざくら花のした風吹きにけり 木のもとごとの 雪のむらぎえ 読み:やまざくらはなのしたかぜふきにけりこのもとごとのゆきのむらぎえ 意味:山桜の花の下を風が通って行ったのですね。どの木の下にも雪の斑消えとなっていますもの。 醍醐寺の桜 作者:やすすけおうのはは 平安中期の女流歌人。高階成順、伊勢大輔の娘。後冷泉院皇后寛子の女房で延信王に嫁ぎ、康資王を産む。