読み
たづねゆくまぼろしもがなつてにてもたまのありかをそことしるべく
詠人
桐壺帝
背景
桐壺の更衣の事が忘れられない帝は、更衣母の北の方の贈物の簪を見て長恨歌を思い出し、独り呟いた歌。
意味
玄宗皇帝の命により楊貴妃の魂を探しに行った幻術士がいてくれたならなあ。人伝でも良いから更衣の魂の在りかが、どこなのか知る事が出来るのに。
技法
長恨歌 本文取り
臨菅道士鴻都客
能以精誠致魂魄
爲感君王展轉思
遂教方士殷勤覓
本歌
沖つ島雲井の岸を行き返り文通はさむまぼろしもがな 拾遺集 雑上 肥前
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