新古今和歌集の部屋

藤原俊成・藤原良経 日本詩人選 蔵書

 
日本詩人選23          筑摩書房
 
藤原俊成・藤原良経 塚本邦雄
 
 
 




著者:塚本邦雄
初版:昭和50年6月20日
発行:筑摩書房
 
目次
 
I  藤原俊成
1 幽玄考現学・あはれ幽玄
2 深草の鶉
3 架空九番歌合
4 面影の花
5 乱番恋歌合
6 花の狩詞の狩
7 幽玄有限
8 夜の鶴笹の露
II  藤原良経
1 心底の秋
2 秋風逐電
3 夢は結ばず
Ⅲ  新古今時代の惑星
1 藤原家隆
2 俊成女・宮内卿
3 寂蓮・慈円
 
俊成・良経他和歌索引
 
歌人塚本邦雄が、各歌人の歌の注釈と評価を行い、新古今時代の歌人の人生を追いかける。

コメント一覧

kunorikunori
Jikan様

良経を調べていましたら「月輪良基」を見つけました。
月輪殿は一人ではなかったのですね。

男子:九条基家(1203-1280) - 子孫は月輪家…びっくりでした。

法然・道家・・・ますます面白そうです。

兄であった良通が1188年に21歳で歿しているという事は、そこから良経が大きく変わらねばならなかったという事ですね。良経は19歳。
きっと和歌には現れているのでしょうね、心の変化が。
jikan314
@kunorikunori 良経の家司としては、定家が有名で、八条院、式子内親王、良経家をほぼ毎日参じていました。
父の兼実は、源平合戦の真っ只中で法然との関係もあります。
息子の道家は、鎌倉との関係、承久の変の中心にいました。
二人が大河ドラマに出て来ますが、良経時代はほぼ混乱が治まっていた時期なので、小生の知る限り小説には取り上げ難いですね。
今日は雨で、肌寒く感じます。秋の虫が乱れる如く鳴き続けています。
拙句
きりぎりす乱れて鳴くや夜散歩
kunorikunori
Jikan様

身近に疑問を聞けるお方がいる幸せ!
とても嬉しいです。

なるほど、次男坊だったのでお気楽だったのが急展開…さらに一条能保の娘を妻に…
後藤基清、中原政経、小野義成が一条能保の家司であったことから、何だか近いですね。

==*==

この方が主人公の小説はありますでしょうか?
jikan314
@kunorikunori 兼実の次男で、九条家は兄が次ぐものとして政治的に気楽な立場だったのですが、兄が急死して、平家源氏後白河院の複雑な政治関係に翻弄されて、特に妻が一条能保の娘、つまり頼朝の姪と言う関係で、幕府との調整の表舞台に立たされました。
彼自身は、漢詩が好きだったのに、叔父の慈円に和歌を教育され、六条藤家と俊成との関係を深め、雄大な歌、繊細な歌、微妙な恋心歌と才能を発揮し、後鳥羽院も兄とも慕う関係となりました。
もし、解らない点など御座いましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
明日から台風の影響から引きこもるでしょう。
拙句
野分きこそ吹き越せ我のうきこゝろ
kunorikunori
Jikan様

この本が札幌図書館にもありまして、ただいま近くの図書館まで回送中です!
藤原良経は、なんと月輪殿の息だったのですね。
繊細な若者のようなイメージの和歌ですが…なぜか気に入ってます!
jikan314
@kunorikunori 「そういえば、家にある本ばかりだな」と思い出した所で、「そう言えば蔵書をアップしていなかったなあ」と急遽アップした所です。逆に感謝申し上げます。
以前は目次を作らなかったのですが、「あれ?これってどの本に書いてあったけっけ?」と忘れがちな(ボケ)脳なので、メモで検索出来るようにしております。
ここの検索は、一致しないと出て来ないし、九条良経、後京極前摂政太政大臣とか良經とか様々な表記をしております。そこでもう「久保田」とか「有吉」とか著者名で検索なさってはどうでしょう。
大きな図書館しか無いとても古い本で、国会図書館で見た記憶があるのですが、本の名を忘れてしまいました。
ボケボケですが、また懲りずにお問い合わせ頂ければ幸いです。
拙句
野分近しとりあえず咲く花々を
kunorikunori
Jikan様

ありがとうございます!
この「歌人の人生を追いかける」が、今知りたいことにぴったりでした!!
お時間を割いてくださり感謝いたします。

この新しい形式のブログになってからですが、ブログ内検索の結果がどこに出るのかわからずにいます。というか、出てこないような気が‥‥お時間のある時に教えてください。
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