新古今和歌集の部屋

神祇歌 香椎宮綾杉

新古今和歌集巻第十九 神祇歌

香椎宮の杉をよみ侍りける

よみ人知らず

ちはやぶる

  香椎宮の綾杉は

   神のみそぎに

   立てるなりけり



読み:ちはやぶるかしいのみやのあやすぎはかみのみそぎにたてるなりけり 隠

意味:(千早振る)香椎の宮の文杉は神の御神木として立っていのだ

備考:文杉は福岡市香椎宮にある。御衣木(みそぎ)。文、御衣、裁つは縁語

歌枕名寄、新古今注、十代抄書、詞字注、九代抄、九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)

 

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