新古今和歌集の部屋

冬歌 片敷く袖の色 筆者不明屏風コレクション十六



新古今和歌集巻第六冬歌

  春日社歌合に落葉といふことをよみ奉りし

                前大僧正慈円

木の葉ちる

やどにかたし

くそでの

いろをあり

ともしらで

ゆく嵐かな



木の葉散る宿に片敷く袖の色をありとも知らで行く嵐かな

読み:このはちるやどのかたしくそでのいろをありともしらでゆくあらしかな 隠

作者:じえん1155~1225藤原忠通の子兼実の弟。天台宗の大僧正で愚管抄を著す。

備考:春日社歌合 定家十体、美濃、新古今抜書抄(松平文庫本)、九代抄、九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫) 

 

平成27年5月16日十點貮/十六

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