新古今和歌集の部屋

春歌上 難波江の芦の若葉


新古今和歌集 巻第一春歌上
 詩をつらせて歌に合せ侍りしに水郷春望といふことを
               藤原秀能

  夕月

    夜

 

 しほ満ちくらし
難波江の
  あしの
若葉を
  越ゆるしら
      なみ


読み:ゆうづくよしほみちくらしなにわえのあしのわかばをこゆるしらなみ
意味:夕月が出ている夜に潮が満ちて来るらしい。難波の入江の葦の若葉を越えて白波が寄せて来るから。
作者:ふじわらのひでよし1184-1240秀宗男。後鳥羽院の北面の武士。和歌所寄人。承久の変後出家。
備考:元久詩歌合

枚方市御殿山付近の淀川

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