○正午を知る方法
本薬師寺などの高い塔の影に印を置き、塔との距離の一番短い場所が正午。
印に影が射したら正午となり、直ぐに寺の鐘で知らせる。
○真南に光を送る
いくつもの鏡に垂直に棒を立て、寺の鐘が鳴ったら、影の消えるように鏡を向ける。
○鏡に垂直に棒を立てる方法
黄銅が熔けた状態のまま、紐に吊るした棒を下ろして、冷却するまで静置する。
○子午線上の観測
天武天皇陵から、正午の鐘とともに見える鏡の光の場所が、真北となる。
○欠点
・鏡面が、平面でないといけない。黄銅が、完全に熔融する温度で加熱し、型に流し入れないといけない。
・そもそも天武天皇陵から藤原京大極殿が見えないといけない。
・そんな鏡は、発掘されていない。
・高い塔為れば成る程影がボヤける。
京都タワーの鉄塔の影は映らない