千五百番
歌合に
藤原定家
朝臣
我みちを
まもらば君を
まもるらむ
よはひはゆづれ
住よしのまつ
新古今和歌集巻第七 賀歌
千五百番歌合に
藤原定家朝臣
わが道を守らば君を守らなむよはひはゆづれすみよしの松
守らなむ→(イ 守るらむ)
よみ:わがみちをまもらばきみをまもらなむよはいはゆづれすみよしのまつ 隠 通隆雅
意味:和歌の神である住吉御神は、私の和歌の道をお守りくださるなら、それを推してくれる後鳥羽院をお守りされるでしょう。だからわが院に千年の齢を譲るのであろう。住吉の松よ。
備考:千五百番歌合で、4句は「よはひを」
定家和歌
令和4年6月12日 弐