新古今和歌集の部屋

夏歌 夏越の御祓


新古今和歌集 巻第三 夏歌

 延喜御時月次屏風に   紀貫之

    みそぎ

   する河

  の瀬見

 れば唐衣ひも

ゆふぐれに波ぞたちける




読み:みそぎするかわのせみればからころもひもゆうぐれになみぞたちける 隠

意味:夏越しの禊ぎを終えた川の瀬を見ると、解いていた夕暮れの紅のような御贖(みあがも)の衣の紐を結び、日も夕暮れとなって罪穢れを乗せた波が流れて行きます。

作者:きのつらゆき866~945?三十六歌仙。土佐守の時土佐日記を著す。古今和歌集の撰者。古今の秀歌の新撰和歌集も撰んだ。

備考:延喜六年月次屏風歌。題は水無月祓。古今六帖。「紐」と「日も」の掛詞。新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)

鴨川

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