新古今和歌集の部屋

秋歌上 秋待ちえても 筆者不明屏風コレクション十一

新古今和歌集巻第四秋歌上

百首歌奉りし時月の歌に          前大僧正慈圓

 

いつまでかなみだ

くもらで月は

みしあきまちえ

ても

  あきそ

  恋しき

 


歌:いつまでかなみだくもらで月は見し秋待ちえても秋ぞ戀しき

読み:いつまでかなみだくもらでつきはみしあきまちえてもあきぞこいしき 隠

作者:じえん1155~1225藤原忠通の子兼実の弟。天台宗の大僧正で愚管抄を著す。

備考:正治二年後鳥羽院後度百首 新三十六人歌合、定家十体、美濃 九代抄、九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)

 

平成27年5月16日十點貮/十六

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