平家物語 中院本 大ちしんの事
去程にてうてきほろひてのちは、國はこ くしにしたかひ、しゃうはりやうけのまゝ なりしかは、上下あんとの思ひをなしたり 去程に、同しき七月九日、大地おひたゝしく うこきて、時...
愚管抄 安元の大火
安元三年七月廿九日ニ讃岐院ニ崇徳院ト云名ヲバ宣下セラレケリ。 略 サテ又此年、京中大燒亡...
愚管抄 元暦の大地震
元暦二年七月九日午時バカリ、ナノメナラヌ大地震アリキ。 古ノ堂ノマロバヌハナシ。 所々ノ...
愚管抄 福原遷都
又治承四年六月二日忽ニ都ウツリト云事行ヒテ。 都ヲ福原ヘ遷テ行幸ナシテ。 トカク云バカリ...
源氏物語 浮舟 蜻蛉 手習 夢浮橋
浮舟浮舟 未だ古りぬ物には有れと君が為深き心に待つと知らなむまたふりぬものにはあれとき...
源氏物語和歌数
帖 歌数一 桐壺 9二 帚木 14三 空蝉...
式子内親王集 正治百首 旅、鳥、祝
旅 282 都にて雪間僅かに萌え出でし草引き結ぶ小夜の中山 みやこにてゆきまはつかにもえいて...
式子内親王集 雖入勅撰不見家集歌 千載集 新古今和歌集
302 眺むれば思ひやるべき方ぞ無き春を限りの夕暮の空 なかむれはおもひやるへきかたそなき...
式子内親王集 雖入勅撰不見家集歌 新勅撰 続後撰
329 如何にせむ夢路にだにも行きやらぬ虚しき床の手枕の袖 いかにせむゆめちにたにもゆきやらぬむなしきとこのたまくらのそて 新勅撰 330 誰が垣根そことも知らぬ梅が香の夜半の枕...
式子内親王集 雖入勅撰不見家集歌 続古今 続拾遺 新後撰 玉葉集
345 秋来ては幾日も有らじ吹く風の身に沁むばかり成りにけるかな あききてはいくかもあらしふくかせのみにしむはかりなりにけるかな 続古今 346 葦鴨の払ひもあへぬ霜の上に砕けて...