それを吹なかへしそと秋風にいひかけたる哥なり。 河水に鹿のしがらみうけてけりうきてながれぬあき萩の花 萩をば鹿のつまといひならはせり。萩にやすらひ とゞこほるによりし...
題しらず 宇治前関白太政大臣 法性寺ノ入道摂政ノ一男、頼道。母ハ左大臣雅信ノ 女。從一位倫子。号...
我もしかなきてぞ人に恋られし今こそよそに聲をのみ きけ 人麿 夏野ゆくを鹿のつのゝつかのまも忘ず...