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入院顛末記

2014-12-04 20:53:48 | 入院顛末記
私の周りからタバコが消え始めた

そして薬も姿を消した

整理したからなのだろうが

わからなくなってしまっていた

部屋のブレーカーを落としてろうそくを立てた

深夜になり私は罪の意識に襲われた

東日本大震災は私の責任だ

私が憤怒にかられたからだ

私は東北のほうに向き

そして土下座して謝罪した

すみませんでした

すみませんでした

すみませんでした

涙を流しながら謝罪した

私は謝罪しそして泣いた

そうして意識を失ったのだろうか

世界は急激に変わるのである

パソコンをつけている自分がいる

そしてパソコンの中に自分の動画がある

動画の自分がパソコンをつけた自分に語りかける

おまえの暮らしでパソコンなんかもたれへんねん

パソコンなんかもつからこうなるねん

映像の自分が死んでいく

これからおまえに起こることや

私は意識を戻す

パソコンがある

そしてこの部屋だ

この部屋に死ににきたのか?

私は来ないはずの先生を思い出す

先生はどないしているんやろう

パソコンにソワカと入力する

ソワカと入力して検索すると

暗号文が流れ出す

そしてソワカをして遊ぶ

インターネット通信の遊びだ

これも幻覚だった

意識を失って夢を見ていたのだろうか

意識が戻りタバコが吸いたくなる

しかしタバコはない

私は灰皿にある吸いカスのタバコから

まだすえるのを探し吸いはじめる

正という字を書いている

正の字を分解している

一止

上と下と真ん中の棒を残し

正の短い線をいろんな場所に変えてみる

コタツの向こうに来るはずのない先生の

席を用意して

正という字について考える

意識を失う

先生が目の前にいる

笑顔だ

私は先生に笑顔で向かう

突然煙がもうもうと上がり

息が苦しくなる

先生は逃げていく

私は煙の中意識を失う

これは幻覚なのだろうか

目が覚めると私はトイレの前に倒れていた

幻覚と意識を失うのと妄想が

セットのように襲ってきては

私をどうしようとしていたのだろう

私のパソコンの映像の意味は何だったのだろう

この地区では訳のわからない現象が起きている

意識を失っている方は確認してください

最初の言葉で組み分けをしてください

ヘルパー事務所の社長がいる

この人は生かしてくださいという

トイレの前で意識を戻す

幻覚が現れる

君一言いいなさい

私は何もいえない

しばらくして男の人が

君は悪

そういって去る

私は意識を戻す

悪に分類されてないている

意識が戻る

トイレの前で倒れている

私はよれよれになりながら

布団のほうに向かう

俺っていったい何なんだろう

俺はただ普通に暮らしたいだけやのに

涙が流れてきた

タバコが吸いたい

私はタバコと食べ物を買いにコンビニに向かった

家を出たらパトカーが通っている

おいらの名前を読んで危険だから

注意するように言っている

コンビニまで声が聞こえている

社長の声と高校の先生の声だ

何かを語りかけている

私は普通にしないとと思いながら買い物をする

コンビニの中で話し声が聞こえる

この物語ようわからん

ひとつの思いを叶えるために

こんなに世界が変わるのかぁ

俺の話か?

誰かが俺の話を書いているのか?

タバコとおにぎりを買い

店を出ようとする

店の店員の口がお歯黒だ

何か違う世界にきている

この世界も幻覚なのか

現実がわからないけれども

できるだけ普通に

おいらに起きていることは

気にしないように外出をした

先生と社長の声は聞こえる

後ろから兵隊さんがついてくる

軍靴が聞こえる

憑いて来ているのだ

私は部屋に戻る

先生と社長の声が消えない

違う世界に言ってくれるように作戦をする

声を違う世界に行ってもらうのだ

声とやり取りをしていく

どんなやり取りかは覚えていない

声が去っていく

なかなか去ろうとしないが去っていく

私はタバコにありつけた

幻覚と妄想と現実と意識を失いながら

できるだけ理性を保とうとしていた