自分の行動を他から制御されている状態から
開放されるまでかなり時間がかかった
そこに何者かがいてそうなったのかはわからない
それからわけのわからない妄想なのか
夢なのかが現れた
セミはその生涯を繰り返す
その生涯を何度も繰り返し
即身成仏したとき
次の生涯のときにパケラッタできる
セミはパケラッタしてなにになるのだろう
人間は悟り即身成仏し無我の境地に至る
そのとき人間は次の生涯で何かになるのだろうか
生と死は隔てられたものではない
この生の側面から見ると死の側面は見えない
ただそれだけのことだ
死の側面を迎えたとき
魂はパケラッタするか
同じ魂を引き継ぎ
新たに生まれ変わるかするのだろう
魂自体は消えることなく
引き継がれて存在する
死は肉体の滅びにすぎず
魂は滅びたり生まれたりしない
存在としての魂は増えたり減ったりしない
きれいも汚いもない
この体が滅するだけで存在は
パケラッタしたりして継承される
私にだんだんと欲がなくなってくる
疲れきってなのだろうか
なんとなく欲がなくなってくる
穏やかな時間がすぎようとしていた
私はわけのわからない状況から逃れたくなった
欲がなくなるなんていけない
悟りや即身成仏や無我なんて状況にいるなら
それはいらない
生きている人間の魂でありたい
何か違うと思った
部屋がまぶしかった
私は真っ暗なユニットバスにもぐりこんだ
ユニットバスの中は扉を閉めると真っ暗なのだ
真っ暗なユニットバスに入ると
しばらくして幻覚のなのかなんなのか
ユニットバスが箱になる感じがした
出口がなくて
自分のからだのサイズの箱になっているのである
彼女が近くを通った
水を入れられると思った
窒息死はいやだと思った
しばらくして
空間が広がった
真っ暗なはずのユニットバスが
少し明るくなってるように思った
ユニットバスの便器が見えた
元に戻ってきたのだろうか
私はユニットバスから外に出て
彼女にこういった
土に戻るか
彼女は覚悟してうなずいた
私は今すぐにじゃないよといった
私の頭の中で
私の生涯を何人もの人間がやっていると思った
そして私が何人目かで
何人もの自分がどこかでだめになる
私はこの存在をなぞっているだけなのだろうか
私は前の入院のとき
時間をいうなという幻聴の言葉を思い出し
自分の生年月日を叫んでみた
何も起こらないことはわかっていた
ユニットバスにもぐって暗闇に潜んだのが
まるで神話のようだと思った
しかしこうも思った
もうひとつの別の次元の存在が
それをしたのだろう
そしてその次元も問題を抱えており
同じようにしたのだろう
その次元は問題を解決したのだろうか
次の自分はユニットバスからやり直すだろう
そいつがどうするかはわからない
何人目の自分が採用されて反映されるか
それもわからないが
それぞれの存在はそれぞれに続くのだろう
それはパラレルワールドだ
別の次元の存在はどうなったのだろう
私は彼女の横に寝そべった
彼女が一音ずつ私に話しかける
一音に対して一音返す
そしてそれはソワカの遊びを思い出す
ソワカをしてはいけない
意味のないものにしないといけない
私は意図的に的外れな一音を出した
彼女の顔がいろいろな色に光ってるように見えた
私にもできるんやで
幻聴がそういった
この部屋で私は鍛えられているのか
私はこの世界は違うと思った
彼女は台所に行ったあと
ソワカのようなことをして眠りについた
ただそれだけだった
私はユニットバスにこもり
出てきてソワカのようなことに付き合い
そして妄想を起こしながら
彼女の横に寝そべっていた
私は完全に狂っていたから
この間何日がすぎたのかもわからない
薬をカレンダーに入れていたから
二日分の薬を飲んでいないのが
あとからわかるだけなのだ
途中までは確実に薬を飲んでいた
おかしな状態になりながらもだ
開放されるまでかなり時間がかかった
そこに何者かがいてそうなったのかはわからない
それからわけのわからない妄想なのか
夢なのかが現れた
セミはその生涯を繰り返す
その生涯を何度も繰り返し
即身成仏したとき
次の生涯のときにパケラッタできる
セミはパケラッタしてなにになるのだろう
人間は悟り即身成仏し無我の境地に至る
そのとき人間は次の生涯で何かになるのだろうか
生と死は隔てられたものではない
この生の側面から見ると死の側面は見えない
ただそれだけのことだ
死の側面を迎えたとき
魂はパケラッタするか
同じ魂を引き継ぎ
新たに生まれ変わるかするのだろう
魂自体は消えることなく
引き継がれて存在する
死は肉体の滅びにすぎず
魂は滅びたり生まれたりしない
存在としての魂は増えたり減ったりしない
きれいも汚いもない
この体が滅するだけで存在は
パケラッタしたりして継承される
私にだんだんと欲がなくなってくる
疲れきってなのだろうか
なんとなく欲がなくなってくる
穏やかな時間がすぎようとしていた
私はわけのわからない状況から逃れたくなった
欲がなくなるなんていけない
悟りや即身成仏や無我なんて状況にいるなら
それはいらない
生きている人間の魂でありたい
何か違うと思った
部屋がまぶしかった
私は真っ暗なユニットバスにもぐりこんだ
ユニットバスの中は扉を閉めると真っ暗なのだ
真っ暗なユニットバスに入ると
しばらくして幻覚のなのかなんなのか
ユニットバスが箱になる感じがした
出口がなくて
自分のからだのサイズの箱になっているのである
彼女が近くを通った
水を入れられると思った
窒息死はいやだと思った
しばらくして
空間が広がった
真っ暗なはずのユニットバスが
少し明るくなってるように思った
ユニットバスの便器が見えた
元に戻ってきたのだろうか
私はユニットバスから外に出て
彼女にこういった
土に戻るか
彼女は覚悟してうなずいた
私は今すぐにじゃないよといった
私の頭の中で
私の生涯を何人もの人間がやっていると思った
そして私が何人目かで
何人もの自分がどこかでだめになる
私はこの存在をなぞっているだけなのだろうか
私は前の入院のとき
時間をいうなという幻聴の言葉を思い出し
自分の生年月日を叫んでみた
何も起こらないことはわかっていた
ユニットバスにもぐって暗闇に潜んだのが
まるで神話のようだと思った
しかしこうも思った
もうひとつの別の次元の存在が
それをしたのだろう
そしてその次元も問題を抱えており
同じようにしたのだろう
その次元は問題を解決したのだろうか
次の自分はユニットバスからやり直すだろう
そいつがどうするかはわからない
何人目の自分が採用されて反映されるか
それもわからないが
それぞれの存在はそれぞれに続くのだろう
それはパラレルワールドだ
別の次元の存在はどうなったのだろう
私は彼女の横に寝そべった
彼女が一音ずつ私に話しかける
一音に対して一音返す
そしてそれはソワカの遊びを思い出す
ソワカをしてはいけない
意味のないものにしないといけない
私は意図的に的外れな一音を出した
彼女の顔がいろいろな色に光ってるように見えた
私にもできるんやで
幻聴がそういった
この部屋で私は鍛えられているのか
私はこの世界は違うと思った
彼女は台所に行ったあと
ソワカのようなことをして眠りについた
ただそれだけだった
私はユニットバスにこもり
出てきてソワカのようなことに付き合い
そして妄想を起こしながら
彼女の横に寝そべっていた
私は完全に狂っていたから
この間何日がすぎたのかもわからない
薬をカレンダーに入れていたから
二日分の薬を飲んでいないのが
あとからわかるだけなのだ
途中までは確実に薬を飲んでいた
おかしな状態になりながらもだ