JN2IFL's ブログ

日常の出来事をゆっくりのんびりと。

北の大地(その3)

2006-07-20 19:26:54 | 旅行
 札幌駅からは「快速エアポート」を使うと30分足らずで日本海側の玄関口「小樽」に着きます。駅には裕次郎ソングが流れていましたが、ちょっと世代が違うのであんまり感銘することはありませんでした。
 北海道支社の小樽分社へ顔を出すため、駅前通をまっすぐ海にむかって下っていくと、必ずと言って良いほど観光雑誌に紹介される、小樽運河が見えてきました。

[小樽運河]


 分社の面々に挨拶を終え目の前の小樽港へ、海猿(巡視船)が5隻も停泊していたのには驚きましたが、これも日本海側の緊張を表しているのでしょうか。
 あとは観光地図を頂いていたので夕食時間まで街を歩き回りました。(なぜかハングル語の観光地図ですが・・・。)今の小樽は港町というより、ガラス細工、オルゴール、寿司屋が街のイメージを造っているように感じられます。
 メルヘン通りを進むと煉瓦倉庫を模したかわいい町並みが続き、女性に喜ばれるスポットとなっていました。

[オルゴール堂]


 さて、ひと歩きした後はお待ちかねの夕食です。目指すはもちろんお寿司。寿司屋さんは至る所にあり、その場で店を決めることなど不可能なので事前にネットで調べておき、寿司屋街からちょっと離れたところにある小さなお店「すし耕」に決めていました。
 カウンターに座り大将にお勧めの冷酒を訪ねると。「メニューにそれぞれ特徴がかいてあるから・・。」と言ってあえて高い酒を勧めることもありません。そこで、その昔ニシンの豊漁でもてはやされた、「にしん御殿」を注文しました。肴は〆鯖の造りです。「北海道で鯖は獲れるのか?」の問いにあっさり「三陸産ですよ。」との答え。味は酢が効きすぎずやわらかな仕上がりです。大将お勧めの真イカを追加し冷酒も追加となりました。
 次からは握りと思い「シャコは?」の問いに、「今は冷凍物しかないから。」とまたまた正直。ネタの具合を聞きながら、アナゴ、イクラ、マグロ、毛ガニ、ソイ、・・・と握ってもらい、最後は玉子で締めました。
 それぞれが美味しかったのですが、ウニの味には驚かされました。その味の違いの訳を尋ねると、「普通は薬品処理して型くずれを抑えているが、これは薬品の代わりに海水を使って形を保っている。」とのことでした。
ほんとに絶品でしたよ。
 ホームページの話とか小樽寿司の近況など、カウンター越しについつい長話になってしまいました。(続く)

[おたる すし耕さんHP]
http://www.denshiparts.co.jp/sushikou/

[お店の構え]


北の大地(その2)

2006-07-20 13:00:32 | 旅行
 昨夜の酒も体に残ることなく起床一発。仕事は午前中に終了したので、昼飯を求めて「二条市場」をめざしました。市場内にある「どんぶり茶屋」でいくら丼を注文し、一気に口にかき込むと何とも幸せな気持ちになります。
 食事を終え土産物を探しがてら市場内をぶらぶらしていても、なぜか他の客のように客引きにつかまることはありません。地元人になりきって見えたのでしょうか。そこでこちらから愛想の良さそうなお兄さんの店に入ってみました。「ここでしか手に入らず、お勧めのものをお願い。」と注文をつけて色々と見つくろってもらいました。「お兄さんありがとう!」

[お世話になった二条市場:佐藤清さん]


 ところがここからが大変でした。土産袋を手にした途端、通路の両側から「安くしとくよ。どこへでも送ってあげるよ。」と客引きがはじまってしまいました。話を聞くふりをしながら値切っていくと、タラバが半額、まん丸の時鮭が3k円なんてことになっていきます。お陰様でタラバの試食を3度もしてしまいました。
 値段には惹かれましたが、結局、なまものは後が大変なので買うことなく次の予定地「小樽」をめざして札幌駅にむかいました。

[途中のご存じ時計台です]