JN2IFL's ブログ

日常の出来事をゆっくりのんびりと。

フェーザー復活計画

2007-04-30 21:39:57 | バイク
 休日にもかかわらず朝早くから起きだして、FZ250の復活計画を開始しました。せっかくエンジンがかかる状態なので、それを維持することを目的に作業に取り掛かります。
 まずは冷却水の状態を確認します。ラジエターキャップをはずし覗き込むも水らしきものは認められません。シート下のリザーバタンクも空っぽの状態でした。仕方なくラジエター付近でドレンコックを探してみるもののそれらしきものは見つかりません。ラジエターのロアーホースがフレームパイプに繋がっているのでもしやと思いフレームの下に目をやると、ありました。小さなボルトがドレンの役目をして抜き取ると勢い良くバスクリンが飛び出てきました。



 水の色は意外ときれいで透明感も保たれ錆や浮遊物もありません。一番心配していたシールの破損によるオイルの混入が無かったのが最大の救いでした。通水を繰り返したあといったんドレンを閉めエンジンをかけてウォーターポンプを作動させると、案の定、水位は一気に下がりエンジン内部へ圧送されたことがわかります。再度ドレンから抜き取ったあと、ディグリー再生計画で使い残ったクーラントを30%を目安に注入し、水道水でラジエターとリザーバタンクを満たして冷却系統のメンテは終了とします。

 次にエンジンオイルを確認します。車体を手前に倒してやっとオイル窓に見える程度しか入ってなく、色もまっ黒なので躊躇無く交換です。しばらく暖気ののちドレンボルトを緩めると、ソースのとごりのようなものが出たあとしゃぶしゃぶのオイルが出てきました。まるで分離してしまっていたかのようです。ここで当面の部品を買出しに行くこととしました。
 オイルはあまりにも汚れすぎだったので少しエンジンを回したあと近いうちに再交換することとし、今回はフラッシング用として1L/598円のモービル製を入れ、オイルフィルターは次回に交換することとしました。こんな安価なオイルでも効果はあるようで、ミッションの音は静かになり、クラッチもスッパリ切れるようです。何より白煙が少なくなったのはいただきでした。

 バイクは「走る。曲がる。止まる。」が3大要素ですが、一番大切なのが言わずもがなの「止まる。」です。でも・・・我がFZ250はフロントブレーキがまったく効きません。レバーを握っても圧縮は無くフルードタンクを開けてもゼリー状の物質しか存在しませんでした。

〔フルードの結晶?〕


 う~ん?何でや!とブレーキ系統をたどっていくと、なんと右側系統のホースエンドに緩みが・・・。ってことはエアーが入ってるどころの騒ぎではなく全部がエアー??ということで、緩みを締めこんでからポンピング&エアー抜きを繰り返してブレーキ液を満たすこととします。右系統を終えてからついでとばかりに左系統もエアー抜きを行い、レバーにもしっかり圧を感じられるようになったのでひとまずよしとしました。

〔こんな感じでエアーを抜きます。〕


 ところがこれが予期せぬ障害へのプロローグだったのです。
 今度はフロントブレーキが引きずりを起こし、押しても引いても動きません。これはパッドを押し出すピストンが固着してしまったに違い無いと考え、まずはたったいまエアー抜きをした左系統のキャリパーを取りはずすこととしました。が、取付けボルトをはずしてもディスクに噛み付いてびくともせず、ハンマーでたたいてやっとはずしました。
 パッドピンを抜き、片方のピストンだけが出てくるようにもう一方のピストンの頭とキャリパー本体をモンキーレンチで挟みながら、ポンピングを繰り返してピストンが抜け落ちない程度まで噴出させます。案の定ピストンの周囲には固形化した物質がこびりつき、マイナスドライバーでやっとこそげ落とすことができました。表面が整ったところでピストンにシリコングリスを薄く塗ってから大型プライヤーで元の位置まで押し込みました。もう一方も同様の作業を終えてこれでよしと思ったのがまたまた甘く、右側系統も同様の作業が続くのでした。
 おかげで細部まで調整でき、パッドの残りも十分なうえ錆落しとグリスアップを施したのでしばらくはなんとかこのまま使えそうです。



FZ250【PHAZER】きました!

2007-04-29 18:09:26 | バイク
 またまた悪い病気が出てしまい、FZ250が我が家にやってきてしまいました。っていうか、RENさんとRUDさんにうちまで運んでもらいました。
 いや~ちっちゃい250ですこと。原付のオフ車のほうがはるかに大きく感じられます。ひとまずエンジンの調子を見てみるとセル一発で始動。吹け上がりは軽やか。腐ったガソリンとオイルの焼けるにおいが混ざっています。白煙も少々。RENさんとRUDさんが試乗するもエンストのオンパレードで、どうもクラッチの切れが良くないようです。湿式クラッチなのでOIL交換で改善されるでしょう。
 冷却水の確認もしていないのにエンジンかけちゃいましたが、今日のところはこのあたりでエンジンオフとしておきます。



南伊勢町ツーリング

2007-04-29 17:45:23 | ツーリング
 絶好のツーリング日和にめぐまれ、SDKが企画してくれた「サニーロード~R260~錦峠~R42」のルートを走ってきました。今回ははじめて同級生のKWGのBMWも参加してくれました。(ハンドルネームがKWGです。念のため!!でもアンカバーか~。そうだったSDKもたしか・・・。)

〔BMW 血ぃ吸うたろか~Vr.〕


 集合場所は久居インターガーデンで、RENさん、RUDさん、AARさんと企画人のSDKと共に時間通りの出発でした。まずはGWの渋滞を避けるため、ついこの間少しばかり延長された中勢バイパスから入り南勢バイパスへ抜けることとします。誰も通ったことのない中勢バイパスでしたが、迷うことなく入口を発見。ついついアクセル開度が大きくなってしまうのでした。
 南勢バイパスからサニーロードへ抜けるには斎宮付近をかすめるのですが、いくつものルートがあって迷うところです。グッドタイミングでBMWが軽やかにスピードアップして先導してくれました。

 サニーロードに入り玉城IC付近のコンビニで小休止。各局がニコチン補給を終えたところで出発となり緑の香る快適ルートを走り抜けました。R260に突き当たり、その交差点の向こう側がAARさんが探してくれた食堂です。時間は少々早いけど、新鮮な魚料理が食べられそうで空腹感が増してきます。メニューは結構シンプルで手書きのイラストが並んでおり、当局は「煮ざかな定食」を注文しました。海たなごの煮付けは初めて食べたけど、あっさりとした白身でおいしかったです。

 ここからが本日のメインルートとなり、車の量も少なく気持ちの良い走りが楽しめます。ただ、安全第一、無事帰還が目標のためスピードは控えめとし、Vツインの鼓動を満喫しました。
 県道との分岐を右折してR260に別れを告げて、錦峠からR42へ抜け途中小休止の後、退屈なR42を北上し、松阪市内の渋滞をパスするため県道59に入りそのまま北上して久居手前のコンビニで解散となりました。

〔暑かったですから~〕


 その後RENさんとRUDさんには、くたびれているにもかかわらず当局の予定に付き合ってもらうこととなるのでした。

雲母峰第Ⅱ峰

2007-04-20 23:51:02 | 
 10年ほど前にセローの後部に息子を乗せ登った雲母峰へディグリーで向かいました。
 雲母峰は鎌ヶ岳の東に位置する単独峰で880mの標高があります。ほぼ8合目まで林道が通じているため今では入道ヶ岳に変わってパラグライダーのメッカとなっているようです。
 水沢水源地の先を右折し雲母峰の中腹を北上していくと、舗装路とダートが混ざったご機嫌な林道が続きます。「熊目撃情報あり」の看板を尻目に先を急ぐと舗装路に突き当たり、ここを左折。高速コーナリングを楽しみながらさらに高度を稼いでいきダート路の入口を左折、実はここからが本格的なオフロードの始まりでした。以前の記憶では草が生えた田んぼ道のような気がしたのですが・・・今はこぶし大のごろた石がころがって少々ハードな路面状況でした。(実はそのほうが楽しかったりして。)

 林道の終点は車が数台止められるほどの広場になっていて、天気さえ良ければ下界の町並みや伊勢湾、さらには知多半島から三河方面まで見渡せます。広場の端からは登山道が続き山頂へは25分の表示がありました。迷うことなく山頂アタックです。靴底に溝がないため滑らないように気をつけながら登っていくのですが、息がすぐに上がってきました。休憩するにも切り株や倒木にはしっかりコケが生え腰を下ろす場所さえありませんでした。
 雲母峰は主峰とⅡ峰のピークを持った山で、主峰はⅡ峰の西に位置し、さらには木立がじゃまをして見晴らしがあまりよくありません。Ⅱ峰の東側にはまったく視界をさえぎるものがなく、パラグライダーの離陸場所となっているため木立も伐採されて展望台のような見晴らしです。セントレアや伊勢湾を進む大型船さえ見て取れしばし景色に見入ってしまいました。

〔右後方に見えるのが主峰〕


 風が出てきたので下山となりましたが、また登ってみたい山のひとつになりました。

天川村酷道

2007-04-15 22:45:03 | ツーリング
 SDKから電話をもらい、天川村方面へ向けてドラッグスターの出動となりました。
当日朝の呼びかけにもかかわらず、ULJさん、RENさん、AARさんの3局にもご一緒いただきにぎやかなツーリングです。
 集合場所の名阪上野ドライブインへは10時前に到着しましたが、あちらもこちらもバイクの集団だらけでツーリングの休憩地にはもってこいの場所のようです。

〔名阪上野ドライブインにて〕


 いくつかのバイクの群れを見送ってから自分たちも出発です。めざすは奈良県天川村と決め往路は名張~曽爾~菟田野を通り津風呂湖をかすめてR309を下りました。黒滝村に入り「道の駅黒滝」で食事をとることにしてバイクを整列させていると、何やらSDKが電話をしています。2ndさんからの電話で大きな地震があったらしく、電車が止まっているとのこと・・・その後の情報では震源地は亀山で震度は5強でした。自宅へ電話をしても不通、やっとのことで2ndと繋がったので状況を聞くとXと外出していて家の状態はわからないらしい。その後「特に被害なし」のメールを受けて安心してツーリング続行となりました。
 食事を終えさらにR309を南下しR169を目指して川沿いの酷道を進みます。ところどころに車が止まっているのはアマゴの釣り客でしょうか。隘路の走行にも慣れてきたところでなんと、「落石・積雪のため17日まで通行止」の看板が掲げられ鉄のゲートが閉まっているではありませんか。今日は15日だからあと2日間というなんとも微妙な期間です。



 仕方なく天川まで戻り県道48から帰ることとしました。ところがこの道がとんでもない県道で、舗装はしてあるものの濡れ落葉が中央に堆積した林道並みの隘路です。ツーリングマップルにはお勧めのしるしがあるのに・・・オフ車向けのお勧めだったのでしょうか?なんとかビッグバイクの各局が無事に通過できたのは、R309での練習走行のおかげかもしれません。
 帰路は榛原~針~名阪を使い時間短縮を図りました。

 本日の走行距離320km。