休日にもかかわらず朝早くから起きだして、FZ250の復活計画を開始しました。せっかくエンジンがかかる状態なので、それを維持することを目的に作業に取り掛かります。
まずは冷却水の状態を確認します。ラジエターキャップをはずし覗き込むも水らしきものは認められません。シート下のリザーバタンクも空っぽの状態でした。仕方なくラジエター付近でドレンコックを探してみるもののそれらしきものは見つかりません。ラジエターのロアーホースがフレームパイプに繋がっているのでもしやと思いフレームの下に目をやると、ありました。小さなボルトがドレンの役目をして抜き取ると勢い良くバスクリンが飛び出てきました。
水の色は意外ときれいで透明感も保たれ錆や浮遊物もありません。一番心配していたシールの破損によるオイルの混入が無かったのが最大の救いでした。通水を繰り返したあといったんドレンを閉めエンジンをかけてウォーターポンプを作動させると、案の定、水位は一気に下がりエンジン内部へ圧送されたことがわかります。再度ドレンから抜き取ったあと、ディグリー再生計画で使い残ったクーラントを30%を目安に注入し、水道水でラジエターとリザーバタンクを満たして冷却系統のメンテは終了とします。
次にエンジンオイルを確認します。車体を手前に倒してやっとオイル窓に見える程度しか入ってなく、色もまっ黒なので躊躇無く交換です。しばらく暖気ののちドレンボルトを緩めると、ソースのとごりのようなものが出たあとしゃぶしゃぶのオイルが出てきました。まるで分離してしまっていたかのようです。ここで当面の部品を買出しに行くこととしました。
オイルはあまりにも汚れすぎだったので少しエンジンを回したあと近いうちに再交換することとし、今回はフラッシング用として1L/598円のモービル製を入れ、オイルフィルターは次回に交換することとしました。こんな安価なオイルでも効果はあるようで、ミッションの音は静かになり、クラッチもスッパリ切れるようです。何より白煙が少なくなったのはいただきでした。
バイクは「走る。曲がる。止まる。」が3大要素ですが、一番大切なのが言わずもがなの「止まる。」です。でも・・・我がFZ250はフロントブレーキがまったく効きません。レバーを握っても圧縮は無くフルードタンクを開けてもゼリー状の物質しか存在しませんでした。
〔フルードの結晶?〕
う~ん?何でや!とブレーキ系統をたどっていくと、なんと右側系統のホースエンドに緩みが・・・。ってことはエアーが入ってるどころの騒ぎではなく全部がエアー??ということで、緩みを締めこんでからポンピング&エアー抜きを繰り返してブレーキ液を満たすこととします。右系統を終えてからついでとばかりに左系統もエアー抜きを行い、レバーにもしっかり圧を感じられるようになったのでひとまずよしとしました。
〔こんな感じでエアーを抜きます。〕
ところがこれが予期せぬ障害へのプロローグだったのです。
今度はフロントブレーキが引きずりを起こし、押しても引いても動きません。これはパッドを押し出すピストンが固着してしまったに違い無いと考え、まずはたったいまエアー抜きをした左系統のキャリパーを取りはずすこととしました。が、取付けボルトをはずしてもディスクに噛み付いてびくともせず、ハンマーでたたいてやっとはずしました。
パッドピンを抜き、片方のピストンだけが出てくるようにもう一方のピストンの頭とキャリパー本体をモンキーレンチで挟みながら、ポンピングを繰り返してピストンが抜け落ちない程度まで噴出させます。案の定ピストンの周囲には固形化した物質がこびりつき、マイナスドライバーでやっとこそげ落とすことができました。表面が整ったところでピストンにシリコングリスを薄く塗ってから大型プライヤーで元の位置まで押し込みました。もう一方も同様の作業を終えてこれでよしと思ったのがまたまた甘く、右側系統も同様の作業が続くのでした。
おかげで細部まで調整でき、パッドの残りも十分なうえ錆落しとグリスアップを施したのでしばらくはなんとかこのまま使えそうです。
まずは冷却水の状態を確認します。ラジエターキャップをはずし覗き込むも水らしきものは認められません。シート下のリザーバタンクも空っぽの状態でした。仕方なくラジエター付近でドレンコックを探してみるもののそれらしきものは見つかりません。ラジエターのロアーホースがフレームパイプに繋がっているのでもしやと思いフレームの下に目をやると、ありました。小さなボルトがドレンの役目をして抜き取ると勢い良くバスクリンが飛び出てきました。
水の色は意外ときれいで透明感も保たれ錆や浮遊物もありません。一番心配していたシールの破損によるオイルの混入が無かったのが最大の救いでした。通水を繰り返したあといったんドレンを閉めエンジンをかけてウォーターポンプを作動させると、案の定、水位は一気に下がりエンジン内部へ圧送されたことがわかります。再度ドレンから抜き取ったあと、ディグリー再生計画で使い残ったクーラントを30%を目安に注入し、水道水でラジエターとリザーバタンクを満たして冷却系統のメンテは終了とします。
次にエンジンオイルを確認します。車体を手前に倒してやっとオイル窓に見える程度しか入ってなく、色もまっ黒なので躊躇無く交換です。しばらく暖気ののちドレンボルトを緩めると、ソースのとごりのようなものが出たあとしゃぶしゃぶのオイルが出てきました。まるで分離してしまっていたかのようです。ここで当面の部品を買出しに行くこととしました。
オイルはあまりにも汚れすぎだったので少しエンジンを回したあと近いうちに再交換することとし、今回はフラッシング用として1L/598円のモービル製を入れ、オイルフィルターは次回に交換することとしました。こんな安価なオイルでも効果はあるようで、ミッションの音は静かになり、クラッチもスッパリ切れるようです。何より白煙が少なくなったのはいただきでした。
バイクは「走る。曲がる。止まる。」が3大要素ですが、一番大切なのが言わずもがなの「止まる。」です。でも・・・我がFZ250はフロントブレーキがまったく効きません。レバーを握っても圧縮は無くフルードタンクを開けてもゼリー状の物質しか存在しませんでした。
〔フルードの結晶?〕
う~ん?何でや!とブレーキ系統をたどっていくと、なんと右側系統のホースエンドに緩みが・・・。ってことはエアーが入ってるどころの騒ぎではなく全部がエアー??ということで、緩みを締めこんでからポンピング&エアー抜きを繰り返してブレーキ液を満たすこととします。右系統を終えてからついでとばかりに左系統もエアー抜きを行い、レバーにもしっかり圧を感じられるようになったのでひとまずよしとしました。
〔こんな感じでエアーを抜きます。〕
ところがこれが予期せぬ障害へのプロローグだったのです。
今度はフロントブレーキが引きずりを起こし、押しても引いても動きません。これはパッドを押し出すピストンが固着してしまったに違い無いと考え、まずはたったいまエアー抜きをした左系統のキャリパーを取りはずすこととしました。が、取付けボルトをはずしてもディスクに噛み付いてびくともせず、ハンマーでたたいてやっとはずしました。
パッドピンを抜き、片方のピストンだけが出てくるようにもう一方のピストンの頭とキャリパー本体をモンキーレンチで挟みながら、ポンピングを繰り返してピストンが抜け落ちない程度まで噴出させます。案の定ピストンの周囲には固形化した物質がこびりつき、マイナスドライバーでやっとこそげ落とすことができました。表面が整ったところでピストンにシリコングリスを薄く塗ってから大型プライヤーで元の位置まで押し込みました。もう一方も同様の作業を終えてこれでよしと思ったのがまたまた甘く、右側系統も同様の作業が続くのでした。
おかげで細部まで調整でき、パッドの残りも十分なうえ錆落しとグリスアップを施したのでしばらくはなんとかこのまま使えそうです。